おばけ/笑い飯 哲夫 ページ34
貴女side
職場から近い。という事で私が借りたのは、いわゆるボロアパートという所であって。
築70年の、木造二階建て。
私の部屋は、2階の部屋。
205号室は、と今にも壊れそうな階段を登る。
『あ、』
ここか、と私が見つけた部屋は、今まで通ってきた部屋とは違い、少し綺麗に見えた。
そういえば、ここ数年誰も住んでないって言ってたな。
なんて思いつつ、扉の鍵を開ける。
ガチャ、と私が開けるのと同じタイミングで、お隣の部屋から人が出てくる。
『あ、どうも』
私がそう挨拶をするも、お隣さんは目を見開いて、そそくさと階段を降りていった。
感じ悪っ
そう思いながら、部屋に入る。
その瞬間、今まで感じたことの無いような寒気に襲われて、動けなくなる。
が、すぐにその感覚は無くなって、私は腰を抜かしてしまった。
『なに、いまの』
数分後、立ち上がれるようになってから、部屋の中を散策する。
部屋の中をウロウロしたあと、まだ開けていない押し入れの前に立つ。
『ここ開けたら、終わり』
なんて呑気に考えながら、押し入れを開ける。
『えっ、』
視界に入ってきたものに、脳が追いつかない。
テレビや漫画でしか、見た事のなかったような御札が、今私の目の前に壁一面に貼ってある。
慌てて押し入れを閉じる、
来た時間が遅かったのもあり、時計を見ると寝ていてもおかしくない時間になっていた。
もう今日は寝よう
そう考え、ダンボールの中から布団だけ出し、そこに寝転がる。
目を閉じて意識が飛ぶのを待つ。
5分ほど経っただろうか、ピキッと体が微塵も動かなくなる。
目の前は真っ暗で、声を出すこともできない。
目だけは動くので、辺りを見渡すと白いものが見えた気がした。
だが、そんなものはいくら目を動かしても、見当たらない。
｢わっ｣
そんな声が聞こえて、視線を目の前に戻す、
するとそこにいたのは、40代半ばくらいの男性。肌の色が少し黒く、髪の毛を固めている。
｢いやー、ごめんな姉ちゃん。久々に来た人やったから、ちょっと構って欲しくてな｣
そう笑う彼は、どことなく悲しそうだった。
｢あ、そっか今動けんのか｣
『はっ、』
｢俺、哲夫って言うねん、よろしくな。俺は多分地縛霊やから、ずっとここおんねん。だから同居やな｣
『えっ、はい』
地縛霊の彼との同居は、まだ始まったばかり
.
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ANA - すいません！追加なんですが....過激な感じでも大丈夫ですか？ (2020年1月9日 0時) (
レス) id: ed74a5df95 (このIDを非表示/違反報告)
ANA - 初めまして！リクです！宮下草薙の草薙くんで、嫉妬からの甘々な感じのが見たいです！よろしくお願いします！ (2020年1月6日 3時) (レス) id: ed74a5df95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずる(プロフ) - マキさん» お久しぶりです!!リクエスト承りました!!しばしお待ちを!! (2019年7月7日 23時) (レス) id: 6c5df035f8 (このIDを非表示/違反報告)
マキ - お久しぶりです。マキです!!リクエストなんですが、霜降り明星の粗品さんのお話をお願いできますでしょうか？シチュエーションは、バカップルでお願いします。 (2019年7月4日 20時) (レス) id: 4a018ae759 (このIDを非表示/違反報告)
kurumikan212(プロフ) - またリクエストで四千頭身の後藤君とラブラブな感じのデートが見たいです！よろしくお願いします。 (2019年6月30日 21時) (レス) id: 13c5b75118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずる | 作成日時：2019年3月31日 18時
