苗字/ジャルジャル 福徳 ページ17
貴女side
『福徳っていう苗字すごい珍しいよね』
私は今同期である、ジャルジャルの福徳と話している。
福｢そうかぁ??普通やと思うけど｣
『どこが普通やねん』
初めて彼の名前を聞いた時は、とても驚いた。
福に徳で福徳。
なんて幸運そうな苗字なのだろう。
その苗字のおかげか、今は終わってしまったが、めちゃイケの新メンバーとして加入したり、M-1ではファイナリストとして大会に出場していた。
きっと彼らの努力もあるのだろうけど、何となく苗字のおかげ、そう思ってしまう部分も少なからずある。
『いーなー、福徳っていう苗字ー』
福｢ええやろー｣
そう自慢げに言ってくる。
福｢でも小さい頃は苦労したで、｣
『何で??』
福｢みんな福徳っていう苗字だけ覚えて、下の名前は全っ然覚えてくれへんかったから｣
『あー』
私がそんな雑な返事しか出来なかったのは、昔の私も彼の苗字だけ覚えて、名前を覚えていなかったからだ。
『まぁ福徳ってインパクトあるもんな』
福｢どうせなら名前まで覚えてほしいわ｣
『どんまい』
福｢そういえば、Aも最初俺の名前覚えてなかったやろ｣
『何のこと??』
そうやってお弁当を食べている福徳を、何とか誤魔化し新たな話を振る。
『私も福徳って苗字が良いー』
言ったあとに自分の発言を振り返ると、やってしまったと頭を抱える。
こんなのプロポーズみたいじゃんか
福｢え｣
そんな間抜けな声を出すと、福徳は箸で掴んでいた芋の煮物を落とす。
『あー、今の忘れてな。なんでもないから、』
そう言って福徳を見ると、下を向いている。
あー、誤魔化しきれてないわ。
すると急に福徳は立ち上がって、こっちを見る。
『どした??』
福｢Aの苗字が福徳になる前提で、俺と付き合ってください!!｣
そう言って腰を曲げて、右手をピンと伸ばして私の方に向ける。
『何やそれ』
私はそう言いながら、彼の右手を取った。
福｢ありがとう｣
そう言って笑った彼は、とても幸せそうだった。
そこから私の苗字が福徳に変わるのは、4年後のこと。
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ANA - すいません！追加なんですが....過激な感じでも大丈夫ですか？ (2020年1月9日 0時) (
レス) id: ed74a5df95 (このIDを非表示/違反報告)
ANA - 初めまして！リクです！宮下草薙の草薙くんで、嫉妬からの甘々な感じのが見たいです！よろしくお願いします！ (2020年1月6日 3時) (レス) id: ed74a5df95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずる(プロフ) - マキさん» お久しぶりです!!リクエスト承りました!!しばしお待ちを!! (2019年7月7日 23時) (レス) id: 6c5df035f8 (このIDを非表示/違反報告)
マキ - お久しぶりです。マキです!!リクエストなんですが、霜降り明星の粗品さんのお話をお願いできますでしょうか？シチュエーションは、バカップルでお願いします。 (2019年7月4日 20時) (レス) id: 4a018ae759 (このIDを非表示/違反報告)
kurumikan212(プロフ) - またリクエストで四千頭身の後藤君とラブラブな感じのデートが見たいです！よろしくお願いします。 (2019年6月30日 21時) (レス) id: 13c5b75118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずる | 作成日時：2019年3月31日 18時
