桜が散る頃/和牛 川西 ページ25
川西side
｢桜綺麗｣
『でも、ほとんど散ってるな』
俺がそういうと、Aは少し頬を膨らませる。
｢散ってても綺麗なの｣
Aと俺は、家が隣の幼馴染。
Aは東京で仕事をしていて、俺と同じくらいに忙しい。
『でもAと会うのって、久しぶりやな』
｢そうだね、1.2年振りくらい??｣
『そんな経つか、』
久しぶりに会った彼女は、前よりもずっと大人っぽくなっていて、標準語で話すようになっていた。
『何か変わったよな』
俺の言葉に軽く頷いて、桜を見るA
｢でも賢ちゃんも変わったよ｣
昔から変わらない呼び方に、少し安心する
『え、ほんまに?どこが?』
｢おっさんになった｣
『そんなん当たり前やん』
と軽くAの頭を叩く
｢いて｣
頭をさすってるAを見て、昔のことを思い出す。
『あの頃は若かった』
｢おっさんやな、｣
久しぶりに、Aの関西弁を聞いた気がする。
『仕事どうなん?』
｢まぁ、そこそこ｣
そういったかの彼女は、少し寂しげだった。
『あんまり無理すんなよ?』
｢賢ちゃんにだけは、言われたないわ｣
Aは、昔から無理をする癖があった。
それは俺らに心配をかけたくない、という彼女の優しい性格から来るものだった。
俺はそんな彼女が昔から好きで、その想いはおっさんになった今でも、変わらないままである、
｢賢ちゃんはすごいね｣
『何が?』
｢すっごい頑張ってて、根性があって｣
人の事を褒めるのが、とても上手なAは俺の憧れでもあった。
『そんなことないよ、それに俺はAの方がすごいと思うで、』
｢え、ほんまに?そう言ってもらえると、元気出るな｣
そうやって微笑む彼女は、桜よりもずっと綺麗に思えて、思わず名前を呼ぶ
『A』
｢んー?何??｣
少し先を歩いていた彼女は、俺の方に振り返る。
『何にもないよ、』
｢何やねんそれ｣
ふふっ、なんて可愛らしく笑うA
『Aは、いつ東京に戻るん?』
｢あと3日くらいしたらかな?｣
『3日か、』
｢何寂しそうな顔してんねん、｣
そう言うと、隣に来て俺の顔を覗き込む。
｢大丈夫や、あと3日もあるんやから。それに、この桜も散ってへんやろ、｣
『そやね、』
なら俺はこの桜が散る前に、Aに俺の想いを伝えよう。
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ANA - すいません！追加なんですが....過激な感じでも大丈夫ですか？ (2020年1月9日 0時) (
レス) id: ed74a5df95 (このIDを非表示/違反報告)
ANA - 初めまして！リクです！宮下草薙の草薙くんで、嫉妬からの甘々な感じのが見たいです！よろしくお願いします！ (2020年1月6日 3時) (レス) id: ed74a5df95 (このIDを非表示/違反報告)
ゆずる(プロフ) - マキさん» お久しぶりです!!リクエスト承りました!!しばしお待ちを!! (2019年7月7日 23時) (レス) id: 6c5df035f8 (このIDを非表示/違反報告)
マキ - お久しぶりです。マキです!!リクエストなんですが、霜降り明星の粗品さんのお話をお願いできますでしょうか？シチュエーションは、バカップルでお願いします。 (2019年7月4日 20時) (レス) id: 4a018ae759 (このIDを非表示/違反報告)
kurumikan212(プロフ) - またリクエストで四千頭身の後藤君とラブラブな感じのデートが見たいです！よろしくお願いします。 (2019年6月30日 21時) (レス) id: 13c5b75118 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆずる | 作成日時：2019年3月31日 18時
