怒りのぶつけよう ページ1
ヨーロッパの片田舎にありそうなかわいらしい作りの建物のドアに背中を押しつけるようにAを睨む
「その通りだ。俺は・・・めちゃくちゃ怒ってるんだからな――」
『えええ・・・。なんでぇーーーーっ』とでも言わんばかりに不満げなA
「おまえ、ムカつくんだよッ!!!―−Aのくせに・・・Aのくせにンな事しやがって・・・も、何もかも、全部――ムカつくんだよっ」
困惑するAにさらに凄むと
「そ・・・そ・・んなぁ〜〜〜(泣)全否定しなくても・・・。」
なんて言って情けねぇ動物みたいな顔して俺を見上げる
「なんも知らね――で・・・俺」
「ジヨン・・??」
Aの肩を掴んで自分に引き寄せ、抱きしめた
「ずっと・・・だましやがって・・・」
震えるくらい強く締め付ける
せっかく・・捕まえたんだ・・・
「だ・・だます――とか・・・ちょっと・・なんだか人聞きわる――きゃ」
不満げなAの顎を掴んだ
「生意気なこと、すんじゃねーーーよ!!・・・ったく・・・Aのくせに・・・俺がいないと・・・なんもできねぇくせに・・・」
「・・なっ」
Aの反論を無視するように。噛みつくようにAの唇をふさいだ
ビックリして大きく目を見開いたままのA
俺はいつまでも離したくなくて、Aの甘い口ン中、全部――。
観念したのか俺を掴むAの手が力を弱めて、ビックリしたままだった目はゆっくり閉じられた
・・・あ
俺の頬に感じるのは――涙
閉じたAの目から、次から次へと流れて・・・俺はゆっくり唇を離して、指でその頬に触れた。
「泣くんじゃ・・・ねぇよ!!」
親指でそっと拭ってやっても、切が無いくらいにあふれ出てくる
「だってぇ・・・ぅ」
言葉を発しようとするがむせるA
「泣くくらいなら、俺の側を離れるんじゃねーーーっつーーーの!!!」
きりがないから、俺の胸のシャツに顔をうずめた
「ぅ・・ッぅ・・だ・・って」
「だってじゃねーーーよ!!」
Aの頭を包み込むように抱きしめる
本当に・・・コイツは・・・
「Aがもし、また俺の側から逃げ出したら・・・俺はこうやってどこまででも追いかける
からな。」
Aの泣き声がピタリとやんだ
「Aがまた世界中旅に出るってんなら、俺だってずっと追い続けてやる――仕事なんて放っておいて、何もかも捨てて」
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じよね(プロフ) - xxxaiさん» ありゃま!ごめんなさい、お返事おそくなりまして。。。じよねですm(_ _)mまだまだ読んで下さる方が増えていることに驚いております!!お気に入りの作品なので嬉しいですー (2014年2月18日 1時) (レス) id: d5391c0131 (このIDを非表示/違反報告)
xxxai - 一気に読みました!もー。。キュンが止まらない笑 いい時間をありがとーございました\(^0^)/ (2014年1月10日 1時) (レス) id: c7061f974a (このIDを非表示/違反報告)
じよね(プロフ) - MARIMOさん» コメント頂いていたのですねーーー。ごめんなさい(。>д<)星ポチしてくださる皆様に大感謝です☆☆新しいの書いてますのでよかったら覗きにきてください♪ありがとうございます~~。 (2013年12月6日 20時) (レス) id: d35eaac500 (このIDを非表示/違反報告)
MARIMO(プロフ) - わーーーー(;_;)じよねさん、この作品初めて読んだんですけど、もうほんとにじよねさんの作品はどれも面白いだけじゃなくて感動するし、もっと読みたい!って思います(;_;)星10じゃ足りないくらいです.... (2013年9月21日 4時) (レス) id: 9fdb5467b4 (このIDを非表示/違反報告)
じよね(プロフ) - BIGBANGさん» ありがとうございます<(_ _)>楽しみにして下さってるなんて・・・(泣)がんばらなきゃっ!!どっぷり読者生活を楽しんでしまっておりました(笑)少々おまちくだされ〜〜〜 (2013年9月13日 13時) (レス) id: 652c658904 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:じよね | 作成日時:2013年4月16日 14時