黒の国の女王様 ページ9
Aとしるこさんとじらいちゃんは女王様がいる部屋へと向かった。
外は真っ暗で星たちがキラキラ輝いている。植っている木を見るとフクロウが目を黄色く光らせてホーホーと鳴いていた。
Aはじらいちゃんに質問をした。
『ねぇ。この国ってずっと夜なの？』
じ「そうだよ！この国に住んでる人はみんなお月様が出ている時に生活するの！」
『へぇ…ちなみにさ、ここの国の名前って黒の国であってる？』
しるこさんとじらいちゃんが急に立ち止まった。
し「まだその名前が残ってたんだ…」
『え？』
じ「その名前は10数年前に使われてた国名だよ。今呼ばれている名前は【夜の国】。」
『夜の国。そうだったんだ…なんか聞いちゃってごめんね。』
じ「んーん。大丈夫！Aちゃんは来たばかりなんだから知らなくてしょーがない！」
じらいちゃんがニコニコして気にしない気にしないとAの肩を叩いた。
トコトコ歩いていくと大きな扉の目の前で立ち止まった。
し「着いたよ。」
しるこさんが扉をノックした。
し「女王様。遅くなってすみません！Aさんを連れてきました。」
女王「いいわ入りなさい。」
かわいらしい声が聞こえた。
3人は部屋の中へと入っていった。
部屋の隅を見ると4人男性が両手を後ろに組んで並んでいた。
しるこさんは彼らを指差してAに言った。
し「あ、紹介するね！この人がかるてっとさん。んでこの人が1857くん。そしてこの人がミントスさん。んでこの段ボール被ってるのが俺の自慢の弟！はこたろーだよ！」
するとはこたろーという人はむすっとした顔で言った。
はこたろー「兄さん。散々女王様を待たせてるんだから早くして！」
し「そんなに怒らないでよ〜お兄ちゃん泣いちゃう。」
すると女王様が痺れを切らして怒鳴った。
女王「しるこぉ！早く列に並びなさい。」
し「…はいごめんなさい。」
しるこさんは犬のようにしょんぼりして列に並んだ。
女王様は不機嫌そうな顔でAを見た。
肌は白く、鼻が高い。髪は真っ黒のロングヘア。目の色はルビーのように真っ赤。明らかに日本人離れで女子高生が憧れる顔立ちだった。
着ているドレスは夜色で、フリルがたくさん付いている。所々にラメがついていて、正しく夜を身に纏った女王様だった。
(え、めっちゃ不機嫌じゃん…どうしよう。なんか変な罪課せられて死刑とかになっちゃったらどうしよう。)
Aは女王が話しだすのを待った。
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NaCl/Shio(プロフ) - viviさん» コメントありがとうございます！ワクワクしていただけてとても嬉しいです〜頑張ります！！ (2021年5月29日 7時) (
レス) id: 4ec448b383 (このIDを非表示/違反報告)
vivi - 毎読ませてもらってます！どうなっていくのか楽しみでワクワクしてます。頑張ってください！！ (2021年5月28日 22時) (レス) id: 733964e1e5 (このIDを非表示/違反報告)
NaCl/Shio(プロフ) - meさん» 読んでいただきありがとうございます！少しずつ自分のペースで進めて行けたらなと思っております。ぜひ楽しみにしててください！頑張ります！ (2021年5月16日 17時) (レス) id: 91a4aaa5a1 (このIDを非表示/違反報告)
me(プロフ) - 不思議な世界線のお話ですね！今まであまり見たことがないお話なのでとても楽しみです。更新頑張って下さい！ (2021年5月16日 16時) (レス) id: 47178bfabc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NaCl/Shio | 作成日時：2021年5月14日 18時
