黒の国と白の国

呼び出し ページ44

次の日




Aはジャックの店にやってきた。




『ジャックおはよー。』



ジャ「よう！待ってたぞ！」



『話って何？』




ジャックは短くなった葉巻を灰皿に押し付けた。




ジャ「今、お前さんの持ってる時計には真珠のたて琴の力で全体の6分の1の魔力が回収できている。そうなると、お前さんは多分魔法が今使えることになるって本に書いてあったんだ。」



『え？魔法？んでも、全然そんな凄そうな事起こってないよ。』



ジャ「だから今日お前さんはそれをマスターするために俺様が考案した練習メニューをやってもらう。題して、、、【魔法使いになっちゃおう！Aの特別練習！！】」



『、、、は？』



ジャ「お？喜んでくれてるみたいだな！」



『どこ見て言ってる？』



ジャ「早速外へレッツゴー！！」



『全然聞いてないし、、、』





2人はいつもしるこさん達と練習している広場に向かった。




ジャ「よし！じゃあAが今使える魔法は、、、」




ジャックは分厚い本をパラパラめくった。表紙にはAが持っている懐中時計の絵が書いてある。




ジャ「あー！あったあった！お前さんが今使えるのは【ワープ】と【シールド】だ。」





『おお！めっちゃカッコいい！』




ジャ「だろ？じゃあ練習するぞ！」





ジャックは広場の端に立った。




ジャ「A。ここから俺様の店まで足を動かさないで来てみろ。」




『いきなりハードじゃない？』




ジャックが立っているところからお店まで道のりで約2キロある。しかもまっすぐな道ではなく、ところどころ曲がらないといけなかった。




ジャ「いいからやってみろ！」



『ええ？』







Aはジャックが立っていたところに立った。

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