黒の国と白の国

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じらいちゃん・かるてっと視点



じ「ねえかるてっとさん！この爆弾の威力、どのくらいか見てみたくない？」




か「え？いやJ。だめだよ。俺たちの目的はたて琴を探すことだろ？そんな時間ねーんだよ。」




じ「えー。真面目じゃん」




かるてっとさんは【真面目】というワードに反応してすんと真顔になった。




か「いや？何言ってんのJ。俺全然真面目じゃねーんだけど？じゃあいーよ。見ようじゃねーか！」



じ「さっすがかるてっとさん〜。」




じらいちゃんは青色の手榴弾のピンを口でくいっと抜いて広い場所にぽいっと投げた。

手榴弾はふわっと海の中を漂って砂の上に着陸した。





その次の瞬間、





ドーンという音を発しながら爆発した。


細かい泡がぶくぶくとじらいちゃん達に押し寄せてくる。




しばらくすると何事もなかったかのように元の静けさに戻った。




じ「か、かっこいー！！！！！」



か「もうあれやん！男のロマンやん！」




2人がキャッキャと喜んでいると遠くから、



ごおおおおおという音がした。




じ「なんか聞こえない？何かの雄叫びみたいな」



か「行ってみるか」




2人は音のする方へ向かった。

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