検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:4,510 hit

第一章 三幕 少女達には湿っぽい別れは似合わない ページ13

「おーっほっほっほ!シトリンさん、今日はGCGの入社試験ですって?GCGに入った時点で貴女の貧乏なオーラを見破れて門前払いにならない様にお気をつけて下さいね?」

後ろから聞こえる甲高く嫌味ったらしい声が聞こえた。
本当は無視したいが、私の怒りの沸点を越す罵倒に耐え切れず後ろを向いてしまった。
後ろにいた金のかかってそうなドリルヘアーとフリルのワンピースを着た嫌味女向かって天才的頭脳を駆使した嫌味を言う。

「あらぁ?ルリさんってば、自分の頭じゃGCGに入れないからって私を妬まないで下さらない?私の成績がA+がただのAになってしまいますわぁ」

「キーッこの没落女!!精々一次試験で振るい落とされない様になさって!ふんっ!」

自分の嫌味がよほど気に食わなかったのか、嫌味女もといルリは青筋を立てて去っていった。
これで私の邪魔をする奴はいなくなった…と思ったらが、ポケットに入ってた携帯のバイブが鳴る。

「全く、次はメールで嫌がらせ…じゃなかった。コハクちゃんだ」

コハクちゃんは私の幼馴染みで既にGCG隊員になっている女の子だ。因みにコハクちゃんの兄のハヤト君も同様にGCG隊員である。
メールには頑張ってね!アニキもシーちゃんなら大丈夫って言ってたよ!と書いてあった。

「ありがとう二人とも…私、頑張るね」

幼馴染み二人に応援されて元気を取り戻した私はGCGへ向かった。
その後は緊張してイマイチ覚えていない。意識が回復した時には帰りの電車に乗っていた。
そして合格通知を見て椅子から転げ落ちたのはいい思い出だ。
その事を幼馴染み二人に伝えると喜んでくれた。家族もお金が厳しい時なのに豪華な料理を作って祝ってくれた。
そしてルリも…。

「ふん、人事部の人が貧乏専門略してB専だったのかしら?まぁおめでとう位は言ってあげる」

「ルリさんは縁故就職ですって?私からもおめでとう位は言ってあげるわ」

「まったく…これだから庶民にお祝いの言葉なんて言いたくないのよ。けど、頑張る人は好きよ」

「…ありがとう。そっちもおめでとう」

「どういたしまして。これから離れ離れになりますわね、けど貴女のライバルですわ」

「ルリさん…!」

「まぁ貴女の事ですから?どーせ貧乏な生活に追われて私の事なんて忘れてしまうでしょうね〜」

「せっかくいい感じになってたのに捻くれてんじゃねーよアホ女!」

「キーッ!やっぱり庶民に優しくするのは止めとくべきでしたわ!」

杉シトリン、頑張ります!(投げやり)

第一章 四幕 女神のはじまり→←第一章 二幕 黒幕の決起



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.4/10 (5 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
5人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

小動物 - コメント失礼します。4年間もすごいです。私、ガイストクラッシャー今でも好きです!皆さん更新頑張ってください! (2018年11月5日 1時) (レス) id: 4dcfc1ef4e (このIDを非表示/違反報告)
神威(プロフ) - YOSHINOさん» まじですかww了解です、お教え頂きありがとうございます! (2016年9月29日 13時) (レス) id: f080a39440 (このIDを非表示/違反報告)
YOSHINO(プロフ) - パスはURLの最後の奴ですよ!てか変更しました (2016年9月29日 13時) (レス) id: ff61ac8251 (このIDを非表示/違反報告)
シャウロン(プロフ) - 神威さん» わかりました!ありがとうございます〜『シャウロン』と名前のつく奴がフォローしたら、私です!!さっそくフォローしますね (2016年9月27日 23時) (レス) id: fe40e088dc (このIDを非表示/違反報告)
神威(プロフ) - シャウロンさん» 勿論です!というか是非!@cmiki0929で検索して頂ければ出るかと (2016年9月27日 22時) (レス) id: f080a39440 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:漆黒の紅姫 x他1人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年10月14日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。