目黒先生…！

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岩本side


Aちゃん一言も喋ってくれないんだけど…


俺のこと見た瞬間、怖いと嫌いを連呼してて…


けっこう傷ついたよ？苦笑


今も目黒が通訳してくれてるし…笑


んー、でも見た感じ結構酷いんだよな〜…


縫合しなきゃいけないし、これから麻酔の注射もやらなきゃいけないのに…苦笑


岩『とりあえず麻酔しちゃおっか…その方がスムーズにできるよね、縫合もしたいし…』


目『そうですね…先にやっちゃった方がいいですね』


岩『どうする？目黒がやる？』


目『いや俺固定まわりますよ。Aちゃん今からちっくん頑張るよ〜』


A「…んー…しない…しないっ…やあだ！泣」


目『これだけ頑張ったら後痛くないんだって〜 ね？ すぐ終わっちゃうよ〜？』


A「……やだやだーっ！号泣」


目『あ、岩本先生大丈夫です、もうやっちゃってください』


え…苦笑

目黒すげーな…

Aちゃんの事をなだめながら患部が動かないように固定して…


Aちゃんめちゃめちゃ泣いてんのにそれに動じない目黒…

ハート強すぎだろ…


岩『Aちゃんごめんね痛いよ〜…』



A「……いたぁぁいいっ！…やだぁ…号泣」


目『痛いのもうすぐ終わるからね、Aちゃん動かないで偉いな〜』



いやいや…目黒が動けなくしてるんじゃん…苦笑



A「……んっ…んん…んっ…泣」


だんだんと麻酔が効いてきて大人しくなってきたAちゃん


岩『Aちゃんちっくん終わったよ〜、頑張ったね。 これはどう？痛くない？』


A「…………。泣」


目『んー？Aちゃんもう痛くないでしょ〜？』


まあ相変わらず目黒が通訳で…



岩『もう一回洗浄して、縫合しちゃおうか』


目『はい、お願いします』


岩『Aちゃんもう痛い事しないからね〜』


よし、洗浄終わり… あとは縫合だけ





看護師「目黒先生！急変した子がいて…来てもらえますか？」


目『はい今行きます！ すいません、岩本先生…』


岩『こっちは大丈夫だからすぐ行ってあげて？』


A「え？泣 目黒先生行っちゃやだ…泣」


目『んー？Aちゃん、あと少しだから頑張れるよ。また戻ってくるからね？』


A「……あっ…泣」



Aちゃん、近くに目黒がいた事で安心して処置を受けられてたから…


これから大丈夫かなぁ…苦笑


痛くはないと思うんだけど…

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