目黒先生…！

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目黒side



『……はい、もしもし終わりね〜 あとどこか気になるところある？』


A「……お腹…泣」


『ん？お腹痛い？ ちょっと触らせてね、はいごろんするよ〜、一昨日は出たんだっけ？』


A「…んーんっ、やだ…痛くするもん…お薬ちょうだい…」


『頑張れない子にはお薬あげられません。 Aちゃん今ならお腹張ってないしきっと痛くないと思うよ』



便秘体質のAちゃんがこうやってお薬を欲しがることは珍しくないし、


最近になってやっと自分から言ってくれるようになったんだよね


うまくお薬でコントロールできてるみたいだし、少しは自分の身体のこと考えられるようになったのかな…？



『……はいお腹しまっていいよ〜、ね？ 痛くなかったでしょ？ Aちゃん早く教えてくれたから飲み薬で効くと思うよ』


あ…でも今回はAちゃんが新しく服用し始めた薬との飲み合わせのことを考えて、粉薬なんだよね…


『いつもと違って粉薬なんだけど頑張って飲めそう？』


A「…なんでぇ…やだぁ…いつものがいい…」


『新しく始めたお薬と合わないんだよね。Aちゃんが粉薬苦手なのは知ってるよ、でも今回は先生のお願い聞いてくれる？』


A「……飲めなかったら？泣」


『うーん、そしたらお尻からお薬入れるしかないかな…苦笑』


A『…………。泣』




これ以上言ったらAちゃん口を聞いてくれなくなりそうだからこの辺で…苦笑


『看護師さんにお腹マッサージしてもらいな？あとなるべく水分とってね』


お薬使わなくてもこういうことで改善する場合もあるからね


Aちゃん気落ちしちゃったかな…苦笑


『ねえAちゃん今から落ち込んでたってしょうがないでしょ？笑』


A「…だってA、たぶんお薬飲めないもん…泣」


『じゃあ飲めなかったらその時にまた考えよう？ お尻のお薬するにしても早い方がいいから、隠すのだけはやめてね？ 』


A「…半分がいい」


『んー、じゃあ特別ね、今回だけお薬半分だけでもいいから頑張ってみて？ その代わりお腹痛くなったらすぐ教えてね。』



正直、半分だと効き目がないかもしれないから薬は適量飲んでもらいたいけど…


Aちゃんの頑張ろうって気持ちも大事にしてあげたいからね…



でもごめんねAちゃん、

一応、処置室準備しておくね…苦笑

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