圭人の憂鬱8 ページ9
照side
「でね、支えが必要って言うのは、例えばだけど、副作用だったり、不眠状態になっちゃったり、って事が比較的起こりやすくなるの。勿論、俺達だって居れる限り側にいるよ?でも、居れない事の方が多い。だから、照もできる限りでいいから、ｱｲﾂの側に居てやってほしいんだ。本当はね、お前に頼るか、めっちゃ迷った。お前に頼って、あの時みたいにならないか怖かった。でもね、最初にも言ったように圭人には御前しか頼れないんだよ....。」
宏たんはここで一度話を終わらせた。
そして、
「ここまでで何か質問ある?」
と聞いてきた。
俺が、
「副作用ってどんな奴？」
と聞くと、宏たんは、
「ん - . 吐きとか頭痛、高熱とか、ｶﾅ...。この治療は、抗体を増やす代わりに、免疫力や体力を奪っていっちゃうからね...」
と教えてくれた。
そして、
「あのさ、今の話とは、関係ないんだけどさ、はっきり言ってお前らがまだつるんでるとは思わなかった。"あの"事件が起こってから、もう連絡取ってない、と、思ってた。」
と言った。
俺は、ﾌｯ、と笑ったあと、
「"あの"事件の後、暫くは連絡取ってなかった。でも、たまたま夜中に中庭で出会して、それからは、前みたいにずっと連絡取るようになった。圭人もさ、"あの"事件の事何て、忘れたみたいに優しくしてくれて...何か、怖かった。」
そう言った。
宏たんは暫く黙りこんだあとで、
「..そっか....、"あの"事件からもう10年経つんだね....」
と切な気に微笑んだ。
そして、
「そろそろ圭人の所、行こっか。」
と立ち上がる。
俺も、
「うん、」
って言いながら立ち上がった。
そして、二人で圭人の所に向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 63人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
有あり - 更新楽しみにしています。大ちゃんの過去が早く知りたい！ (2015年4月26日 22時) (
レス) id: bbeb7e6b6c (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 更新楽しみにしています(*^。^*) (2013年12月11日 16時) (レス) id: ca1c7911c8 (このIDを非表示/違反報告)
せつな(プロフ) - 裕翔くんお願いします!! (2013年12月7日 18時) (レス) id: 7957b48f41 (このIDを非表示/違反報告)
優羅♪ - かなさん» リクありがとうございます。了解です。遅くなるかもしれませんが、書かせていただきますっ。 (2013年7月16日 12時) (レス) id: e1f29058fb (このIDを非表示/違反報告)
優羅♪ - みぽりんさん» わわっ...今までで一番好きな作品ですか!?めっちゃ嬉しいですっ。更新頑張ります。 (2013年7月15日 17時) (レス) id: e1f29058fb (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
