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それから、ずっと2人で砂浜に座っていた。
波の音を聞きながら、夕日が沈んでゆくのを見つめる私たち。
そっと自分の左手を見るとしっかりと私の手を
握っていた天の右手があった。
この手を、離したくなかった。
…帰りたくない。
この手を離してしまったら夢から覚めてしまう。
2人で過ごした、2人だけの時間が終わってしまう。
幸せな、魔法の時間が解けてしまう。
自分で決めたはずなのに、別れが怖かった。
２年前の、あの別れの日よりも。
・
９「…ねぇ、A」
「ん…？」
９「どうしよう……」
天の顔を見ると物凄く悲しそうな顔。
「どう、したの…？」
９「もう、すっごい好き…大好き、」
そう言って不意打ちにキスをされる。
・
「…んっ。…私もだよ…天、」
・
…バカ。
今更そんなこと言わないでよ。
余計離れたくなくなるじゃんか…。
・
でも、太陽は待ってくれなくて。
時間は止まることなんて知らなくて。
刻一刻と私たちを照らしてくれていた光が
段々と消えてゆく…。
・
そして、1番聞きたくない言葉が聞こえた。
・
９「そろそろ、行こうか……」
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あかり - 好きすぎてしばらく学校でもこの作品の事考えてました。合唱曲の証がすごくこの作品にあっていて合唱コンクールで歌ったとき泣きそうでした。 (2018年6月25日 22時) (
レス) id: b53669caf5 (このIDを非表示/違反報告)
ききみ(プロフ) - 第1章からここまでハラハラドキドキしながら読みました。とても素敵な作品ありがとうございます！ 執筆お疲れ様でした！ (2018年1月27日 14時) (レス) id: acfb49be03 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - はなさん» そう言って頂けること、ほんとに嬉しく思います。期待通りの結末になったかは不安ですが最後まで目を通してやってもらえると幸いです。 (2018年1月27日 1時) (レス) id: 5d13dc513b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - ブルーフェザーさん» 何度もコメントありがとうございます。なんとか完結しましたので最後まで目を通してやってもらえると幸いです！どうぞよろしくお願いします(^^) (2018年1月27日 1時) (レス) id: 5d13dc513b (このIDを非表示/違反報告)
みぃ(プロフ) - みささん» 泣けてきただなんて恐縮です(T_T)完結することができましたので最後まで目を通してやってもらえると幸いです！ (2018年1月27日 1時) (レス) id: 5d13dc513b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2016年5月3日 1時
