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四十二話 ページ47

五条side


五条は家入に呼ばれたためいるであろう保健室まで足を運ばせた。
ガラッと扉を開ければペン回ししながら椅子に座って呑気に待っていたようだった。
扉の開いた音に気づき五条の方を見る。
家入がこちらを見たと確認してから五条は五条らしい挨拶をした。


「やほ〜!GTGの五条悟がきたよ〜☆」

「遅い」


高専時代から五条の相手をしているからだろう。
五条の変なノリには特に反応せず遅いとただ一言ズバッと言った。
そんな家入の反応にだって五条も慣れている。
特に何も言うことなく本題へと話を変えた。


「で?面倒臭いってどゆこと?」

「家が嫌いだったらしい」

「それだけ?」

「んー確か、実力主義者の父と幸せを求める母親だったかな。どうやら両親が嫌いだったらしい」

「しまいにゃ‘‘反吐が出る,,だってさ。呪う勢いで言ってたよありゃ。あんな心込めて言ってたら多分嘘ではないと思うけど」


やれやれと呆れた具合に首を振る。


「どうするんだ、あれ」


五条はうーんと考えるポーズを取りながら言った。


「A次第なとこあるんだけどねぇ。まぁ親を嫌ってるってことは多分宿儺が絡んでるでしょ。Aって自分のことに関しては無関心でしかなさそうだし。最悪生きるっていうものにすら興味ないんじゃないかな。Aが不老不死になった理由も宿儺だろうし」

「しかし参ったなぁ〜。苗字聞ければ宿儺の家とかわかったんだけど、聞き出すのは難しいか」



しかし、両親が理由とは思えないんだよなぁ...。
Aもこっちが何しようとしてんのかわかってるからこその嘘かな。
あ、でも嘘ではなさそうって話だっけ。
趣向を変えて親について聞いてみようかな。



五条side 終

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アヤン - マジですごいっす!これからも頑張ってください!花御の言葉が逆再生!原作通りですごいっす! (11月19日 19時) (レス) @page39 id: de6c821a65 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑 - どうせお前らプリウス乗ってんだろ?!ってやめた方がいいと思います。東京の事故の事で言ってるのかもしれませんが、老人がプリウスだけ乗ってるとは限りませんよね。プリウス好きとして不愉快でした。 (2022年1月23日 23時) (レス) @page34 id: ad6dd6c82c (このIDを非表示/違反報告)
ゆずぽんず(プロフ) - 虎杖が映画見てた部屋は高専の地下にありますよ〜更新頑張ってください!たのしみにしてます! (2021年5月26日 22時) (レス) id: 649b5b4eec (このIDを非表示/違反報告)
雪華(プロフ) - 皆様コメントありがとうございます!最近更新が遅れて申し訳ありません。もうしばらくお待ち下さい。 (2021年4月1日 9時) (レス) id: b1173b4699 (このIDを非表示/違反報告)
nene(プロフ) - 今、読ませていただきました。面白いです! (2021年3月20日 22時) (レス) id: dec3a5e230 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪華 | 作成日時:2021年3月13日 17時

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