時代が変わろうとも宿儺の姉［両面宿儺］

十二話 ページ15

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その後佐々木先輩達に挨拶して、五条先生と爺ちゃんの火葬場に来ていた。


「亡くなったのは？」

「爺ちゃん。でも親みたいなもんかな」


お母さんもお父さんも知らねぇし...。


「そっかすまないね。そんな時に」

「で、どうするか決まった？」


先生に聞かれ少し考えて口を開く。


「.......こういうさ、呪いの被害って結構あんの？」

「今回はかなり特殊なケースだけど、被害の規模だけで言ったらザラにあるかな」

「呪いに遭遇して普通に死ねたら御の字。ぐちゃぐちゃにされても死体が見つかればまだましってもんだ」


そんな酷いんだ...。
改めて呪いの恐ろしさを知る。


「宿儺の捜索をするとなれば凄惨な現場を見ることもあるだろうし、君がそうならないとは言ってあげられない」

「ま、好きな地獄を選んでよ」


....呪いのせいで悲しむ人達がいる。

「オマエは強いから人を助けろ」


「宿儺が消えれば呪いに殺される人も少しは減るかな」

「.....勿論」


少し黙ったあと笑いながら答えてくれた。
少しでも助かる人がいるなら...


「あの指まだある？」

「ん」


指を手に取る。


「改めて見ると気色悪いなぁ」


俺よくこんなの食べたな...。


パクッ
ゴクン



虎杖side 終

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