先輩の彼氏、譲ってくれませんか 2【瀬見英太】

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話しかけても無視…




『瀬見さん、ドリンクを…「爽子、ちょーだい」…』




その度に賢二郎が



『あっ！』

白「貰うね」




すっと、奪い取っていく
ドリンクをスられました←



爽子ちゃんを見ると楽しそうに話す
あーあーあー、手まで握っちゃって！！


蝉の手は細くて脆いんだから、すぐ取れちゃうよ！()


いいなぁ、なんて思ったり。
もう別れたから気にしちゃダメってわかってるのに




『…ｯ』



気にしちゃうんだよなぁ…









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8月24日



練習が午前で終わり
それぞれ帰路に着く


最近、本当に弱くなったのかすぐに涙が出てくる
あ、年取ったからか←





8月24日は私の誕生日
だからみんなプレゼントをくれたり、お祝いしてくれたんだけど




(A！今日誕生日だよな！おめでとう！)



なんて、去年言われたっけ
今年は言われない、避けられるもん



今日は賢二郎と爽子ちゃんが休みだったから
帰る人もいなくて




そーいえば、テーピングテープ…
体育館になかったから補充しておこうと思い



ガチャ





と、部室のドアを開けた







瀬「おつか……」

『すすすすすすすいませんんんん！！////』



バンッ





上半身に何も身につけていない瀬見さんがいた
慌てて閉めたが遅くて



鼻血が垂れ出す…





『あ、やばティッシュない』



手で器を作り受け止めていた

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