��pk,dm ページ3
side * peketan
AGE
pk*22,you*19,dm*18
***
2月25日(土)
もう一年も経ったのか、と誰かの誕生日が来るたびに思わされる。
Aの誕生日も、自分の誕生日も、家族が多いとそう思うことが増えるのだろう。
今日も今日とて、弟の誕生日。
親は共働きで土曜出勤のため早くから居らず、Aは朝から何となく落ち着かない。
「そんなバタバタしてたらケガするよ？」
『うん…じゃあお兄ちゃんも洗濯とか手伝ってよー』
「はいはい。あれ、てかダーマは？」
『なんか女の子に呼び出されたらしい。部活の子だって』
ああなるほど、それであなたも機嫌が悪いのね。
「可愛い子かな。告白されてたりして」
『いやいや、ぜーったい無い！あんな仏頂面が告られるなんてもう無い無い！』
畳んでるそばからタオル叩かないの、まったく。
ブラコンもここまで来ると恐ろしいよね。
そんな事を考えているとと、幸か不幸かインターホンが響く。
「はーい」
dm「兄ちゃーん鍵忘れたー開けて―」
「わかった、わかったから踊るな」
俺は玄関まで鍵を開けに歩いた。
***
弟を迎えて部屋に戻ると、Aがリビングで迎え撃つ。
『さぁ吐け。どこに行ってた』
dm「学校」
『誰と会ってた』
dm「部活の後輩、女」
『…何してた』
dm「誕プレもらった」
『他には』
dm「なんも」
『ん、よし』
…満足げな妹、動じない弟。
一歩下がって見ていたお兄ちゃんはもう何も言えないよ。
まぁでも可愛い妹たちの戯れと思えば、ね。
『じゃあほれ』
dm「なにこれ、爆弾？」
『ううんミサイル』
dm「そっか。じゃあ…っえ、待って…」
「それ、Aと兄ちゃんから」
dm「え、まじ？P○4じゃん！やっば！」
『欲しがってたでしょ』
dm「うーわまじか！めっちゃ嬉しい！」
『後輩ちゃんのとどっちが嬉しい？』
dm「…言わせんなよ馬鹿姉貴」
『可愛くないなー馬鹿弟』
ダーマの頭をかき混ぜるAの手は愛情だらけで、いい姉になったなと思いつつ、自分も相当な馬鹿兄貴だなと実感する。
「じゃあまぁ、父さんたちが帰ってくる前祝いってことで」
dm「うわっ兄ちゃん気持ち悪ぃよ！」
『お兄ちゃんくすぐったいって〜』
可愛くて仕方ない奴らを誕生日だからと思い切り抱き締めて、これで何年目、何回目だろう。
そしてあと何度、こうしてそばで歳を重ねられるだろうか。
兄離れしないで、いつまでも甘えててね…
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non - リクエストありがとうございました！めっちゃよかったです！もう一度リクエストよろしいですか？ペケとマサイで虐待的なのがみたいです。何回もスミマセン (2017年8月22日 13時) (
レス) id: eff1952dd5 (このIDを非表示/違反報告)
みのり(プロフ) - 小百合さん» よろしくお願いします (2017年8月8日 10時) (レス) id: 600a1e4946 (このIDを非表示/違反報告)
kokoko - お願いします (2017年8月8日 10時) (レス) id: 2d204d6533 (このIDを非表示/違反報告)
小百合(プロフ) - kokokoさん» kokoko様*かしこまりました！更新ゆっくりになってしまうかもしれませんが、書かせていただきます！ (2017年8月7日 23時) (レス) id: 7d623ddfd1 (このIDを非表示/違反報告)
kokoko - 度々申し訳ありませんが高橋家の思春期系を書いて下さい！ (2017年8月7日 23時) (レス) id: cf78f84345 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小百合 | 作成日時：2017年7月31日 17時
