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『…傷口はできるだけ濡らさないように。』
｢あぁ｣
『…強く圧迫するのもダメ』
｢…あぁ｣
『……暫くは左腕に力を入れるのもダメ。』
｢……あぁ。｣
『…………。』
彼は椅子に座ったまま、包帯の巻かれた左腕を
じっと見つめている。
麻酔無しで縫合されたのが
よほどショックだった…？
そういう人には見えないけれど…
『……話…聞いてないでしょ』
｢…あぁ｣
『………。』
それなりに大切なことを話したのに…
また同じことを話す気にはなれない
……私はちゃんと話したから…
ふう、と息をついて
立ち上がる。
後片付けをしないといけない。
普通の患者ならここで
私の治療は間違ってる、とか
もう医者なんか名乗るな、とか
暴言を散々叫ぶんだけれど…
｢……やっぱりお前｣
『……？』
｢真選組に来い｣
彼はそれしか言えないのだろうか。
『……何回言わせれば分かるの……私は行かない』
彼は
私に文句を言ってくる患者よりも
めんどくさいかもしれない。
｢戦いの場で求められるのは、素早く、的確な処置をできる医者だ。
怪我人が多数出た時、１人相手に時間をかければ
その他大勢に手がまわらず、最悪の状況に陥りかねない｣
彼の瞳が私を見つめてくる。
言葉のひとつひとつから
彼が真剣だということが伝わってくる。
｢……素人目から見ても、お前は優秀だ。
しつこい様で悪いが…頼む、来てくれ｣
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A(プロフ) - ゴリゴリ子さん» そう言っていただけるとありがたいです。とても励みになります。期待に少しでも応え、１日でもはやく公開できるよう頑張ります。コメントありがとうございました(*´-`) (2019年4月6日 14時) (
レス) id: c6331c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
ゴリゴリ子(プロフ) - 返信ありがとうございます！そうですね、私も急かすようなことを行ってしまいすみません、、、気長に待っているのでこれからも頑張ってください！！応援しております (2019年4月5日 23時) (レス) id: 3d03260b0c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - ゴリゴリ子さん» 申し訳ありません。そちらはまだ調整中でして…。ここしばらく仕事が忙しく、公開するのはもう少し先なのですが、それまで待っていただいてもよろしいでしょうか？私の身勝手な理由で大変申し訳ありません。 (2019年4月5日 21時) (レス) id: c6331c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
ゴリゴリ子(プロフ) - 女医さんシリーズのパスワード教えてくれませんか？？？ (2019年4月3日 1時) (レス) id: 3d03260b0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 桂落ち希望！！！！ (2019年3月25日 1時) (レス) id: 1283a49d39 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：A | 作成日時：2016年5月4日 21時
