検索窓
今日:48 hit、昨日:36 hit、合計:550,420 hit

4 ページ5

—————






少女は部屋で待ってもらい、その間に私はお茶の準備をした。


客人なんて滅多に来ないので
どのようにもてなせば良いのか分からない。


取り合えず緑茶と、棚にしまってあった和菓子を出すことに。





『どうぞ』



「い、いただきます」







どうやら緊張しているようだ。
無理もない。
気味の悪い部屋でお茶をだされてるのだから。






『…傘、ありがとう。
 でも、どうしてこの場所がわかったの?』




「名刺に住所が書いてあったネ。歩いてる人に聞いてここに来たアル」




『…そう。』






シン、と静まり返る室内。






「お姉さん、お医者さんアルか?」



『えぇ。無免許だけれど』



「ブラック・ジャックみたいアル」



『似たようなものよ』






少し、少女の雰囲気が緩んだ。
緊張が解けてきているようだ。





「私、万事屋やってるネ!」



『…万事屋…?』





少し首を傾げれば、少女は元気よく「何でも屋さんアル!」と答えた。






「ペット探しから浮気調査まで、幅広く展開してるネ!
 何か困り事があれば万事屋に来るアル!」





果たしてペット探しから浮気調査が幅広いのかは謎だが
万事屋をやっている、という話は本当のようだ。


「お姉サンなら優しいから特別に安くしてあげるヨ!」



『…そう。じゃあ、何かあればよろしく頼むわ。』


「おうネ!」






帰り際に、少女は神楽と名乗り、愛犬の定春と共に帰っていった。







———————

5→←3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (712 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1265人がお気に入り
設定タグ:銀魂 , 女医
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

A(プロフ) - ゴリゴリ子さん» そう言っていただけるとありがたいです。とても励みになります。期待に少しでも応え、1日でもはやく公開できるよう頑張ります。コメントありがとうございました(*´-`) (2019年4月6日 14時) (レス) id: c6331c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
ゴリゴリ子(プロフ) - 返信ありがとうございます!そうですね、私も急かすようなことを行ってしまいすみません、、、気長に待っているのでこれからも頑張ってください!!応援しております (2019年4月5日 23時) (レス) id: 3d03260b0c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - ゴリゴリ子さん» 申し訳ありません。そちらはまだ調整中でして…。ここしばらく仕事が忙しく、公開するのはもう少し先なのですが、それまで待っていただいてもよろしいでしょうか?私の身勝手な理由で大変申し訳ありません。 (2019年4月5日 21時) (レス) id: c6331c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
ゴリゴリ子(プロフ) - 女医さんシリーズのパスワード教えてくれませんか??? (2019年4月3日 1時) (レス) id: 3d03260b0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 桂落ち希望!!!! (2019年3月25日 1時) (レス) id: 1283a49d39 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:A | 作成日時:2016年5月4日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。