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『……そこのベットで、横になって。』



「なぜだ?」




『………さっきのカーテンより…こっちの方がマシ』






私が言っても聞かなそうなので

無理矢理ベットに押し倒す。



小太郎の驚いた顔を見たとき

まるで見計らったかのように玄関の戸が開いた。






「すいやせーん。お邪魔しやーす」







来た。






ベットの上で横になっている小太郎の上に

顔まで隠れるように、布団を被せた。






『……少し、行ってくる。匿ってあげるから、

 そこで大人しく、静かに待ってて…』






布団の上から彼の頭をぽん、と撫でて、
椅子にかけてあった白衣を羽織って
部屋を出た。









『……なに?』




「あれ、てっきり無人かと思ったんですけどねィ」







入ってきたのはやはり真選組の隊士。


しかしその隊服は以前、副長さんが着ていたものと同じだった。





(………見たところ成人はしていない……

 …けれど、隊服からして隊長クラスの人間……)








「今しがた指名手配犯を挟み撃ちにしましてねェ…
 奴は建物の中に逃げ込んだんですけど

 おねーさん、見てねぇかィ」




まだ幼さの残る顔が私を捉えた。





『…貴方の追ってる人かどうかは…分からないけど……
 
 長髪の男が、窓から侵入してきて、そこの窓を突き破って行った。』







ガラスの割れた窓を指差せば
彼も同じようにそっちを向いた。

それから彼はぐるりとあたりを見回して
また口を開いた。






「…家の中、見させてもらいやす」




『……どうぞ。……気がすむまで見ていって』







雰囲気で察したのか

怪しいと判断したらしい彼は
横目で私を見てから歩き出した。








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A(プロフ) - ゴリゴリ子さん» そう言っていただけるとありがたいです。とても励みになります。期待に少しでも応え、1日でもはやく公開できるよう頑張ります。コメントありがとうございました(*´-`) (2019年4月6日 14時) (レス) id: c6331c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
ゴリゴリ子(プロフ) - 返信ありがとうございます!そうですね、私も急かすようなことを行ってしまいすみません、、、気長に待っているのでこれからも頑張ってください!!応援しております (2019年4月5日 23時) (レス) id: 3d03260b0c (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - ゴリゴリ子さん» 申し訳ありません。そちらはまだ調整中でして…。ここしばらく仕事が忙しく、公開するのはもう少し先なのですが、それまで待っていただいてもよろしいでしょうか?私の身勝手な理由で大変申し訳ありません。 (2019年4月5日 21時) (レス) id: c6331c3cfa (このIDを非表示/違反報告)
ゴリゴリ子(プロフ) - 女医さんシリーズのパスワード教えてくれませんか??? (2019年4月3日 1時) (レス) id: 3d03260b0c (このIDを非表示/違反報告)
ゆか(プロフ) - 桂落ち希望!!!! (2019年3月25日 1時) (レス) id: 1283a49d39 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:A | 作成日時:2016年5月4日 21時

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