【ツイステ】ぶりっ子悪女がやってきて最近寝不足ではないけど大変なことになったよマミー（♂）

最悪のタイミング！ ページ13

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ぐすぐすと泣く旧悪女を抱き締め、慰めるハム。汚ねぇ涙だ…。ジャミル達は冷めた目でそれを見る。そうえいば、と他の女達を見ると今にも旧悪女をころしそうな目で睨みつけている。殺意に満ち溢れ過ぎている。こわ。
一方の話だけ聞いてこっちの話なんて一切聞かずに悪女扱いし寮を破壊してくる男のどこにそんな魅力を感じるんだろうとジャミル達は思う。あ、こいつらも破壊してきたし悪女扱いしてたわ。

二人だけの世界に入るハムと発火機。相性バッチリですね。そんな二人を凄まじい形相で見る美女三人。美女の嫉妬に塗れた顔って怖いし醜いな…とモブと呼ばれた寮生は思い、女性恐怖症になりそうであった。
そしてジャミルは思う。今なら絨毯で抜け出せるんじゃ…？と。
背中にいるカリムにそっと耳打ちする。


「…カリム、絨毯をひっそりと呼べ。ひっそりと。あの馬鹿共、俺達が眼中にない。」

「わかった。じゅうたーん。」

「とりあえず絨毯で抜け出して、あのから…ごほん、学園長に伝えてきてくれ。」

「わか…あ、でもジャミル。今日リドルから聞いたんだけど学園長午前中は外出してるんだって。」

「はぁ？ まじ使えないなあの怠惰鴉…。」



そうなのである。学園長は本日の午前中、あの匂い兵器のせいでぶっ倒れた教師達の見舞いに行っているのである。やってる事はいいことだがタイミングが悪過ぎである学園長。
時刻はまだ10時。学園長が帰ってくるのを待ってる暇はない。


「仕方ない。流石に野放しにする訳にはいかないし寮長達を呼べ。」

「わかった！ あ、絨毯こっちだこっち。」


作戦変更。寮長7人クラスならこのチートパーティーを止められる可能性はある。
やって来た絨毯はこっそりとカリム達に近づく。ジャミルはカリムとAを絨毯に乗せ、窓から出そうとした時だ。



「あ、カリムきゅん！」



バ レ た。

勘違いが重なると怖い→←カッターキャーかよ

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