作戦 ページ37
帰って早々、千冬と電話してたが……
「……」
「作戦どう？凄いだろ」
わかってたけど千冬ってやっぱり馬鹿だったわ
いや、お前、プランBが気合いっておい……
完全に圭介と同じ考えじゃねえか
そこまで真似しなくていいから
絶対にこれ、間違いなく両方失敗するわ
武道君、君の相棒、やべえ……
私が頑張らないとな……
これもう、三ツ谷さんにお任せするしかない
不安あるけど三ツ谷がなんとかしてくれるにかける
「……うん……まぁ……いいんじゃね？」
「おっしゃ！」
後で武道君に二度と作戦は千冬に考えさせるなとメールで送った
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それから信じられない報告をきいてファミレスに集合した
「あの、虚空ちゃん、黒龍のあいつと知り合いだったの？」
「どれ？」
「えっと金で……」
「黒髪の守銭奴？」
「あ、そいつ」
はぁー、あいつ、まじで余計なことしかいわねえ……
「色々とね。……その前に」
「作戦のことだよね。わかってるわかってる」
私が言いたいのは絶対にあいつら裏切るから予想内のこと考えとけってことだよ！！
緊急事態に絶対になるからマイキーとドラケンに連絡して三ツ谷には事前に教えておいているけど秘密にしておいていいだろう
「…罠だけど大丈夫？」
「「罠？」」
聞いてて余計に心配になってきた。頭痛くなりそう
大丈夫か？こいつら？
「……嫌、絶対に見捨てられるし、八戒君とボコボコにされるよ？」
「確かに」
「どこで裏切られるかわかんねえ」
あ、これ、私いかないとだめだわ
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作者名：不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ：なし
作成日時：2021年9月6日 15時
