疫病神体質の糸師家長女は死にたい

悩み ページ37

自分は普通の人よりもかなりのコミュニケーション下手である。今までろくに人とコミュニケーションを取ったことがなかったので壊滅的に近い。今、同世代や年上と会話できているのが奇跡だと思う。今は数人としか知り合いがいないけど、知り合いは少ないほうがいいのでこれで満足している。友達はまだいないけど頑張るしかない

「氷織君、トレーニング帰り？」

「うん。そやねん。今はトレーニング終えたところやわ」

彼はトレーニング帰りらしく、汗をかいていた。前から思ってたけど、ブルーロックのウエットスーツてなんかピッタリとしてるからきつそうなんだけどどうなんだろうか？

「アンラッキーさんは真面目やね。いつも、仕事をちゃんとしてるな」

「仕事だから当たり前」

「そんな切羽詰まってせえへんくてもいいねんで？よく、怪我をしてるやん」

それは仕方ないのである。自分は不運属性があるので不運には慣れていた。だけど、安全圏の中である家の中でも、部屋の中でも怪我をやらかすのでどこにいても同じだと思っている

「大丈夫。痛くないから」

「そういう問題じゃないねん……」

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