疫病神体質の糸師家長女は死にたい

危ない ページ36

「お前は一人で何を隠している?俺はお前の考えているのが妹なのにわからない」

「双子なのにお前が何を考えているのがわからねえ。本当に意味わかんねえよ」


自分のことを理解されなくていい。ただ、二人を守れたら自分はそれでいいのだ

夢の中で久しぶりにそれを言われたことを思い出した。自分は何故、忘れていたのだろう。わからない

「アンラッキーさんて本当に何を考えているのかわかんないね。ゲームとかならなんとなくわかるけど」

普段から何を考えているかわからない凪君にそんなことを言われた

「そう？」

「俺も何を考えてるかわかんなくて寝太郎ってあだなをつけられてるからわかる」

「そうなんだ」

多分、休み時間も授業中も寝てばっかりいるからそんなあだ名がついているんだろうな

よく、ここでも、床だろうが壁だろうがたったままだろうが納得ができてしまう。ある意味、才能だと思っている

「なんか、俺達、似たもの通しかもね……」

「君、そこ、寝るところじゃない.…危ないから」

そこには危ない物がるからやめなよ。あぶないからやめとけ

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