疫病神体質の糸師家長女は死にたい

トラウマ ページ27

日頃の疲れが溜まっていたので寝ないようにする為に適当にニュースを見てたら強く、肩をたかけられたのでびっくりしてオーバーリアクションをしてしまった

「え、あ、………………………凛？」

「オイ、何隠してんだよ。てか、なんでここにいるんだよ。みせろ」

めちゃくちゃ機嫌が悪い弟が絶対に来ないと思ってた商品販売部に来てた。いや、参加してるとは知ってたけど会うとは思わなかった

隠してたスマホを取り上げられた

「日本の至宝……糸師冴が一時帰国……？……俺の前でこんな下らないニュース……って、あ？」

「ぁ…兄さん……いや違う……ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい……捨てないで」

「オイ、どうした？」

記憶がフラッシュバックして頭がこんがらかってきてめちゃくちゃになっていた。あ、どうしよう。こういうときは落ち着かないとだめなのに………

「落ち着け！姉貴！ここにクソ兄貴はいねえし大人しくしろ！！」

気がついたら凛の両手を拒んで自分の左手をカッターナイフを持って刺してた

「え、あ、凛……ご、ごめんなさい………」

弟の顔をちゃんと見ようとしたら頭痛がしてその場から逃げ出していた

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