スキル幸運EXの糸師家長女

悪魔 ページ36

体力テストが行われる初日にスタッフ以外立ち入り禁止の部屋に男が突如として入ってきた。昨日のバーサーカーだった。今すぐお帰り願いたいのだが

「ねぇ〜何でこんな所に女の子がいるの〜？」

「裏方なので」

「へぇー、そっかぁー」

「………」

会話が続かない。幸運なことに攻撃はしてこないから助かってる


「俺士道龍聖、よろしくね。幸運の女神(ミューズ)ことラッキーちゃん♡」

「………糸師空。よろしく」

一番知られたくない奴に知られたくない異名を知られてた。なんでだよ



「まさか、こんなところにラッキーちゃんがいるとはなー♡俺、ラッキー♡」

「そうかも」

僕にとっては不幸かもしれないけどいわないでおく。眼の前の敵に目をつけられたくない


「もしかしてー、ラッキーちゃんてあの有名な下まつげ君の妹だったりーする？」

「うん」

下まつげて冴か？確かにまつげやばいけどな。兄弟そろって

「まじか。目とまつげしか似てねえ。でも、なんかー、すげえ、興奮するってー、感じ？
ラッキーちゃん見てたら爆発が来たって感じがするってゆーか？すげえーこっちが爆発しそう」

「よくわからないけどよかったね」

どうしよ。まじで眼の前の悪魔が何言ってるのかわからない。肉体言語人のいうのとわからない。というか、これ、もしかして、幸運なの？わからないけど？

「俺、この先、ゴーグルで得点王になったら連絡先教えてよー。ラッキーちゃん♡」

「いいけど？」

どうしよ。幸運のせいでとんでもない奴に気に入られた

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