スキル幸運EXの糸師家長女 (ページ4)

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弟ページ4

いつものように弟のサッカーの試合動画を見ていたら双子の弟に声をかけられた

「姉ちゃん、トレーニングするから上に乗って」

「了解」

腕立て伏せをする双子の弟の凛の上に乗って本を読んでいたら凛に話しかけられた

「姉ちゃん、最高級のアイマスクのプレゼント、ありがとうな。あれ、今まで使ったやつの中で最高だった」

「お礼なんていい……日頃から頑張ってる凛へのご褒美だから……」

ちなみに兄の冴には大好きな高級な塩昆布を大量購入して仕送りしたところ、すぐに電話をかけてきてお礼を言ってきた

「姉ちゃん……今度、俺の試合あるけど来るよな?」

「行く」

凛の試合に行かない選択肢なんかあるわけがない

「……絶対に試合以外は俺から離れんなよ。変な男が寄ってきたら生きてたことを後悔させてやるから…」

「落ち着こうか」

離れるなとかいってるけど学校とか試合とか家とか殆どべったり僕にくっついている。僕のことは大好きなのはわかるけど冴にそっくりで過激だな…

「次も絶対に勝つから期待している。凛も他のサッカークラスメイトも強いから」

「俺だけの力じゃない。姉ちゃんが試合に毎回、きてくれてるから勝てるんだ」

「そんなこと大したことない」

今まで応援しかやったことないよ

「いや、それはねえな。時々、チームメイトにアドバイスしてくれてるじゃねえか」

え、そんなことあった？

「ちよっと、そこの右の方(買ってきたスイーツ)甘すぎない？(味が)だいなしだよ」

「そうか！右のゴールの範囲は見てなかった！ありがとう！」

「やっぱり、(この間のサッカーの試合の番組は)パスが正確にじゃなかった。右後ろとかするべきだと思う」

「よし！右後ろにやってみよう！」

僕の場合のこれが全部、アドバイスになるのか？ただの独り言と世間話やってるだけなのに助言なの?これ？

「流石は姉ちゃんだな。素晴らしい目と頭脳を持っている」

「そんなことない」

双子の弟からの強い尊敬の眼差しで胃が痛くなってきた