スキル幸運EXの糸師家長女

ミラクル ページ30

もうすぐ、青い監獄プロジェクトが始まる。そうなったら凛も一緒に呼ばれてるので来るだろうし、冴は冴で興味を持って日本に留まるだろう

何せ、兄は日本に生まれたことを恥じているとぼろくそに言うほど、日本を見捨てている。それはまぁ、仕方ないことだろうが少し言い過ぎだと思う。そんなんだから凛と大喧嘩したんだろうな

ともかくだ。身内のことならよく知っている。だからこそ、これがあれば冴が日本に留まってくれるのは間違いないだろう

と、考えている場合じゃないんだが？

「空ちゃん、凄い。この距離でボール蹴ってトラックにはねられそうな子、助けてる」

「そ、そうかな？？？」

また、ミラクルを起こしてしまった。僕のラッキー、本格的にやばくなってきた。偶然、転がってきたボールを返そうとしたら思ったよりも軽く蹴っちゃったら風に吹かれて物に当たったりして色々あった結果、潔君がいった通りになった。

「偶々だよ。偶々」

「え、計算通りだよね？謙遜しなくていいよ？」

いや、まじで偶然に偶然が重なってできた神プレイなんだよ。そんな純粋な目で凄いって見ないで。胃が痛くなってきた

「やっぱり、空ちゃんは天才だね」

やっぱりって何？？？どうゆうことかな？

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