スキル幸運EXの糸師家長女 (ページ10)

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オフ会ページ10

珍しく面倒くさがり屋の凪君から誘われてゲームのオフ会が行われることになり、東京で待ち合わせして一緒にゲームをやりながら会話していた

「待って、毎回思うけど最高級の素材ばっかり、ドロップしてるの？」

「毎回こうだけど？」

「ずるいー。俺にも頂戴」

「いらない素材沢山あるから送ってあげる」

「やったー。ラッキーちゃん、最高」

凪君は大喜びしていた。やっぱり、ゲーム大好きなんだな。というか、あだ名がラッキーちゃんで定着してしまった

「俺、最近、ラッキーちゃん以外に面倒じゃないって思う子、できた」

「そうなんだ。よかったって……凪君、友達いなかったの？」

「うん、ゲームでもリアルでも面倒じゃないと思ったのはラッキーちゃんが初めて」

「僕も嬉しい」

凪君の性格と能力を持って考えると周りから見たら不気味に思うんだろうな。僕としてはマイペースでつきやすいが

「……ところで、携帯なりっぱなしだけど」

「今のボス、倒してから出る」

「了解」

レイドボスを幸運で僕が倒してしまった直後、凪君は面倒臭がりながらも電話に出ていた

「もーしもし、あ、レオ？…今、どこにいるかって?ゲーム仲間とオフ会だけど？……え？今日、サッカーのミーティング？そうだっけ？わかった。迎えに来て」

電話を切った凪君はこっちを見てきた

「ラッキーちゃん、今から俺の友達、リムジンで来るんだけど」

「……凪君の友達は大会社の御曹司か何か？」

「うん。俺はよく知らないけどめっちゃお金持ちらしい。サッカーはそいつが誘ってくれた」

「そうなんだ。いい人そうでよかった」

凪君に悪いがお金持ちで才能があって顔がいい挫折したことない人って苦手意識を感じるんだよな