ビデオ ページ46
「本人も来ねぇ事だし開けてみようや」
「たけみっち、よめ」
お願い。読んであげて
「あ、うん」
私は見てないから知らない
聞いてたら私のことも書かれていた
「シエル。俺の大切な妹。何年たっても場地のこと愛していて忘れられないし独身になってる。だけど俺のこと世話ばっかりしてねえで幸せになってほしい。真一郎やエマや場地の為にも」
「……」
なんでお前も…人のことばっかなんだよ
それにみんなことわかってるな
あとで電話しよ
たけみっちのやつを見るとビデオレターがあった
「これのこと、なんかしってる？」
「マイキーがなんかとってたのは知ってる」
「今度、秋葉原いこ」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
ビデオを秋葉原でみることにした
「4歳のマイキーだ……」
「え？」
「エマ…真兄……おじいちゃん……」
なんだか懐かしくなるホームビデオだ
今はもう私とマイキーしか生きてない
そして、マイキーが写った
黒い衝動を止めていたのはあの3人であり私も入っていた。だけどマイキーは私が一時期昏睡状態になってたから押さえられなくなったんだ
「たけみち、私は黒い衝動のことを知ってた」
「え！？」
「真兄も知ってたし、気づいていた。だから側にいてあげないとだめだった。でも抗争に巻き込まれて私は眠った。そして眠っている間、ずっとお金を払い続けて毎日見舞いにきたのがマイキーだった
今も毎月、何十万も口座に送られてくるの。私への罪滅ぼしって
私はあいつの連絡先も住んでるところも全部知ってる。連絡はするけど2年前から合ってない」
「シエルちゃん」
「……十二年前から私の時計は止まったまま。見た目はおとなでも私は十九歳のまま
……もし、マイキーを助けに行きたいのならボーリングにいって
会えると思う」
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不思議の国の有栖さん(プロフ) - 美園さん» そんなこといわれたの初めてです。ありがとうございます (2021年11月2日 14時) (
レス) id: 4a633c72cd (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - つい最近この物語を見つけて，面白くて集中して最後まで読んでしまいました！もう作者様神すぎません？この小説で何回も泣かされているんですよ…夢小説でここまで泣いたの初めてですよ…ほんとガチ泣きで画面見えなくてやっと落ち着いてきて読んでたらまた涙出てきて… (2021年11月2日 14時) (レス) @page50 id: 0b7aaa97b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ：なし
作成日時：2021年10月24日 16時
