手紙 ページ16
「エマ、あいつ、左腕に傷痕あんのか?そんな話聞いたことねーぞ?」
「あぁ…事故でちょっとね……小学生2年生の時に…
あんまりシエル姉は左腕のこと話そうとしないから詳しく聞かなかったんだ」
「え」
「拝啓真一郎様。ごめん。俺のせいでシエルが襲われた。本当は焼かれるのも刺されるのも全部俺だったのにとりつかえしのつかないことをした。
本当は想像を絶するほど痛いはずなのに泣かなかったし叫ばなかった。俺の為に耐えたんだと思う
俺は兄貴失格だな。妹さえ助けられなかった
真一郎。後は頼む」
「え?シエル姉が?」
「……思ったよりも内容が重いっす」
「…これをあいつは知ってたからずっと一人で抱えてきたのか。真一郎君が死んでからもずっと
黒龍についてぶっ壊すという話についても私にも責任があるっていってたのが納得いく」
『人を助けるって難しいね。逆に助けて相手を苦しめることだってあるんだから』
どこか悲しそうな顔をしていたシエル
過去にイザナを変えた一因の一つが彼女だった
最大のキーは彼女でもある
しかし、壮絶な過去を持つ彼女にとって未だにイザナを兄なのだ
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不思議の国の有栖さん(プロフ) - 美園さん» そんなこといわれたの初めてです。ありがとうございます (2021年11月2日 14時) (レス) id: 4a633c72cd (このIDを非表示/違反報告)
美園(プロフ) - つい最近この物語を見つけて,面白くて集中して最後まで読んでしまいました!もう作者様神すぎません?この小説で何回も泣かされているんですよ…夢小説でここまで泣いたの初めてですよ…ほんとガチ泣きで画面見えなくてやっと落ち着いてきて読んでたらまた涙出てきて… (2021年11月2日 14時) (レス) @page50 id: 0b7aaa97b0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年10月24日 16時