柴家 ページ7
「八戒にとって三ツ谷は兄貴分だ」
「タカちゃんはさ、目の上のたんこぶだよ。不良のカッコ良さもカッコ悪さも叩き込まれた。
うっせえだろ?あの人。………本当の兄貴みてぇだ」
「へぇ」
そりゃあの化け物兄貴よりも三ツ谷の方がよっぽど兄貴らしいわ
「シエルは私の妹分だからな」
「柚葉ちゃん……」
泣いていい?
「家!もうすぐそこ」
……黒龍の集団に見えますけど?
「八戒ヤバい…」
「?」
「“兄貴”が帰ってきてる…」
あの噂の化け物……
こりゃ間違いなくたけみっちどつかれるな
いや、ボコボコにされるな
「花垣悪ぃ。今日は帰ってくれ」
「今すぐ帰らないと死ぬよ」ボソッ
「え?死ぬの?俺?」
「これはこれは"若"じゃねぇかよ!!!しかも東京卍會の総長の妹までいるじゃねぇか!!」
「…ココ」
「……」
「ん?なんだテメーら」
「アイツ見たことありますよ。…東卍の新しい壱番隊隊長花垣です」
「黒龍のシマに東卍だぁ!?舐めてくれてんじゃねーか!!うちの島から生きて出れねぇぞテメェ」
こうなるから嫌だったんだよ!!
「こいつら黒龍のボスは柴大寿」
「え…柴って」
「そう。大寿はアタシらの兄貴」
「俺らは三兄弟なんだ」
全然似てないけど
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作者名:不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年10月19日 22時