最期 ページ46
「嫌ですよ……マイキーくんはこんなんじゃない!シエルちゃんと場地君だってこんなの望んで無いはずです!!」
「場地とシエルか。懐かしいな」
「あいつら、全員俺をおいていった。場地はきさきに殺されたし、シエルは俺のせいで死んじまった。シエルは俺のことよくとめててくれた」
「なぁ、タケミっち……」
「銃を拾えタケミっち。オレを殺すかお前が死ぬかだ……!」
「………」
「……っ、そんな目で俺を見るな!……俺はその真っ直ぐな目が大嫌いだ……!シエルなら絶対に俺のことを殺してくれてた!」
「大丈夫ですか?!武道くん!」
「……直人?」
直人がマイキーの頭を撃っていた
「…っ、マイキーくん!!」
「マイキーくん!マイキーくん!!」
「……橘、直人か。ありがとう……多分タケミっちには無理だったから」
「やっと、終われるんだね。……俺の人生は苦しみだけだった。シエルと同じ死に方で死にたかった」
「そんな事言わないで、マイキーくん……!俺、変われるから。過去を変えられるから!」
「ありがとう……タケミっち。嘘でも嬉しいよ。……最後に無理だとは分かってるけど、頼みたいことがある」
「……ッ、最後とか言わないでよ…」
「シエルな、左腕に…傷が隠してるだよ……家族と場地しかしらねえ…秘密だ。なんで怪我をしたのか、最期まてわからなかった……でもそのせいで……あいつは苦しんでる……だからもし、……なんで怪我をしたのか絶対に調べてきてくれ……多分、それが……イザナに関わってる」
「え?」
過去から聞いた黒川イザナという名前がまだでてきたことに驚く武道
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作者名:不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年10月19日 22時