苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない7 (ページ29)

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真打ページ29

「聖夜の鐘までオレの勝利を祝福してる!!無敵のマイキー、破れたりぃぃ!!!」

「そんな…一発で…!!?」

「大寿、テメェエェ!殺す!!!」

「マイキーは負けない」

私は信じてる。絶対に負けないって

「もう止めとけ、佐野万次郎。テメェと大寿ボスじゃあレベルが違う。オ前は大寿ボスの覇道に転がってる小石にすぎねぇ」

マイキーは殴られた衝撃が少しフラついていた

「今日一番の力でぶん殴ったんだけどな。さすがに一発じゃ沈まねぇか」

「無敵のマイキーはこんなモンか!?残念だ」

「自身への戒めは一発で十分だろ」

「……あぁ」

「あン?」

「…見事」

「ボス!!!」

「嘘だろ!?あの大寿が瞬殺…。これが"無敵のマイキー"!!!」

「兄貴を一発で…」

「すげぇ!!マイキー君」

「バケモンか?」

「………ヒヤヒヤさせやがって」

「あんたの兄貴は最強だね」

「でしょ？」

「クリスマスはね兄貴とシエルと走るって決めてたんだ」

「マイキー君」

「兄貴のバブに乗ってお守りと雪の中走ってたら、一緒にいる気がして」

「…形見?」

「兄貴も場地もお前らもみんな俺の心にいる。だから俺は強くいれる」

「………マイキー」