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気持ち ページ25
思えば、私は多分、初めてあった時から好きだったんだろう
昔から私が一番恋愛的に好きだったのは圭介だけだった
勉強ができない馬鹿で暴れん坊で不器用だけど仲間思いでかっこいい
それが私の大好きな圭介だった
だけど気持ちを自覚するのに時間がかかっていた
恋人になってからは更に幸せな気持ちでいっぱいだった
そばにいてくれるだけで私はとても幸せでいられた
あの日までは
バイク屋に恋人と友人がきて私と真兄が殴られて真兄が死んで私も大怪我を負ったあの日まで
私の右目が見えなくなり二度と治らない傷ができたとしった彼は私に謝罪ばかりした
マイキーにぶん殴られてボコボコになっても私に謝ってくれた
責任を取ってくれるといってくれた
一時期は向こうから別れようといったがそのほうが私にとってはつらかった
だから私は黙って彼を抱きしめて話を聞いてあげることしかできなかった
その後、圭介は荒れていた
だから私がちゃんとやりすぎた時は殴ってでもとめた
私は自分の右目を家族以外で綺麗といってくれ、傷のあとをかっこいいといってくれていた圭介が好きだ
だからどうしても守りたくて喧嘩は弱くてもかばっちゃったんだ
大好きだったから
怪我をしてほしくなかったからなんだよ
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作者名：不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ：なし
作成日時：2021年10月15日 17時
