苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない6 (ページ21)

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事後ページ21

目が覚めたら全身痛すぎた

「シエル姉ーー！」

エマからのハグはなかなか目覚めがいい

「エマ、ここは病院だ……ってシエル？」

「シエルーーー！！！」

みんなに抱きつかれたけどドラケンとマイキーのハグは痛い

一時心肺停止状態だったらしく普通は倍寝ているらしいが私は2日間ですんだ

医者も驚く回復力だったみたい

とりあえず勝手に抗争にいったことは謝った

「あの馬鹿は？」

「……場地は…」

運ばれた当時、かなり状態が悪かったらしい

圭介は難しい手術は成功したものの、意識不明の重体でいつ死んでもおかしくない危険な状態という

集中治療室に繋がれているらしい

意識が戻る可能性は限りなく低いとのこと

「……そっか」

私は絶対に待つ。圭介が目覚めるまでずっと待ってあげるね

だから早く起きろよ
　
千冬もマイキーもまってやるっていってんだから
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「シエルちゃん、大丈夫っすか？怪我？」

「大丈夫？シエルちゃん！りんごもってきたよ」

ひなちゃんとたけみっちがお見舞いに来た

「あー！ひな！たけみっち、ありがとうねー！シエル姉、むけないし、私がむくわ」

エマがりんごをむいてくれる

「それにしても凄い回復力だね……もうあと数日で退院とか」

「脇腹と左腕ケガしたってきいたけど大丈夫？動くの？」

「それがさ、幸い神経にいってなくて奇跡っていわれたんだよ！脇腹怪我して応急手当してたのが信じられないってお医者さんがびっくりしてた」

「凄い運がいいんだね」

「え、俺、もっと軽い怪我で一週間以上入院してたような…ドラケンくんもそうだけど」

私は普通の倍、生命力が強いらしい