焼きもち ページ14
「あいつ、真一郎に似てると思わねえ？」
「うん」
「お前もやっぱそう思うか。なら確実だな」
「意外だな。マイキーがそう思うなんて」
成人してるからそう見えるんだろうな
真兄が死んでからもう2年になるのか
未だに私はあの日のことを忘れらない
やっぱりあの時、携帯のメールに気づいていたら止められていたんだろうな
とめてたらあんなことにはならなかった
私にできることは約束を守ることだけだ
私は額の傷口をいじろうとしていたらしい
「あ、シエル、また傷口をいじろうとしてただろ」
「いい加減その悪い癖直らねえのかよ。エマも心配してんぞ」
「……」
エマを出すのは卑怯じゃない？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「シエルー!!」
また圭介に思いっきり抱き着かれた
「あ、補講なんて二度とやりたくねえ。千冬がいなかったら今頃やめてたわ」
「集中できてえらかったす」
「千冬ありがと」
「いや大丈夫だよ。これくらい」
「やっぱりこれが落ち着くわ」
「ん、体重かけすぎ」
「しばらく離れたくねえ」
やけに今日は疲れてるな
「 …なんか…千冬とあんま仲良くすんな。むかつく」
「……」
今いうかそれ
焼きもちやくな
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七瀬 - いつも作品拝見させて頂いております。細かい誤字が読んでて気になるので訂正して頂けると、より読みやすいかと思います。 (2022年1月24日 5時) (
レス) @page6 id: eb690aec41 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - 綺咲じゃなくて稀咲です (2021年10月9日 16時) (レス) @page22 id: 9e3f851b03 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ：なし
作成日時：2021年10月7日 17時
