苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない2 (ページ46)

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証拠ページ46

「……」

自分の部屋でハサミで4箇所くらいまた切った

つーっと血がたれているのを眺めていた

流石に殴られたときよりはましだよな

でも、これくらいにしとこう

これ以上やったらエマとかに見つかりそうだ

ハサミから血を拭き取ってもとに戻して新しい包帯を巻き、アームカバーをつける

あまりにも眠すぎたのでベッドですぐ寝転んでねた

数時間後、いきなりの怒号と何かのっかてる感じで目が覚めた

「てめぇ……この怪我……なんだよ！」

圭介が私の上に乗って胸ぐらを掴まれた

え、アームカバー外したの？

傷跡もばっちしみられてた

「なんで自分でこんなことやった！？」

「………」

「だんまりかよ！お得意の！」

「……」

何も言葉が出てこない
　
それにイライラする圭介が

「本当にいい加減にしろ。次わざとやったら俺するかわかんねえといったよな？」

イイマシタ

「なんでこんなことしたのかいえよ！」

「……」

圭介には関係ないじゃんと言おうとしたがやめた

これ、絶対に今、ゆったら私の身がもたなくなる

「お前が自分傷つけんの好きなら俺がそうしてやるよ」

いきなり首元に顔を沈められた

え、凄い嫌な予感帰……

そのまんま、血出るくらい首元を噛みつかれた

「……辛い……最近、辛くて……」

「辛いなら俺を頼れよ。何もかも抱え込むなっていっただろ」

そのまま、強く抱きしめられた

あ、この首の噛み跡、とりあえず服を変えるか