苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない2 (ページ35)

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悲劇ページ35

「真兄…」

「お、どうした？シエル。こんな夜に」

「バイクもう一回見たくて」

「だろ？ジーくり見ていいぞ。あ、夜はあぶねーし帰りは一緒に帰ろうな」

「ん」

私はしばらくバイクをみてた

「そこ、あっついし、こっちに来いよ。ジュース入れたしな」

「うん」

クーラーにひんやりと当てられながら私は涼しんでいた

「今度バイクに乗って山にマイキーとエマと四人でいこう」

「‼︎」

「めちゃくちゃ楽しいだろうな。お前が俺の後ろで、マイキーとエマがバブ。すっげえ楽しいだろうな」

真兄、いい加減成人しているんだから弟、無免許運転させるのやめよう

店の入口の方からガタッと音がする

「……誰だ？こんな時間に……」

「強盗? 」

「ちょっといってくるからそこにいろよ」

「いく」

「危ねぇから」

「いく」

結局、真兄が折れて離れるなよと言われたのでついていく

「オイ、なんだ？ドロボーか？誰の店に入ってんだ！？コラ」

元ヤンでてるよ。真兄

「ん？。お前、どっかで見た顔だな。ケースケか？」

「圭介？」

「真一郎、くん？なんでここに？……」

「あ？だってここ俺の店だもん」

隠れてよく見えないなぁ…

あれ？一虎は？

「やめろ、一虎あぁ」

後ろを向くと私は一虎はチェーンカッターを持っていて真兄を殴って吹っ飛ばされていた

え？

私もそのまま、後ろから思いっきり殴られて意識を失った