会話 ページ20
「真一郎、黒龍はもう昔みてぇにかっこよくなかったぜ」
「ああ、知ってる。八代目が全て変えちまった。黒龍は俺の全てだった。お前の好きにしろ、万次郎。黒龍はお前に継いでほしくてお前の為に残したチームだから」
笑顔だけどどこか悲しそうな真兄を私は見ることしかできなかった
マイキーがいってから私はそこで突っ立ってた
「シエル、俺の将来の夢は、マイキーとイザナと3人でバイク屋やることだったんだよ」
「……」
「けどそれはもうできねえ。あいつは俺の手が届かない範囲にいっちまったからな」
「……」
「だけどまだ、俺がやれることがまだあったと思う。あいつにしてやれることが一つでもあったはずだ」
「……」
「だからマイキーをイザナみたいに堕ちてかせたらだめなんだ。あいつはお前のわかってる通り、喧嘩はめちゃめちゃ強いけど弱い」
「……」
「だからもし、俺らがいなくなったらあいつは受け止めることができず堕ちていくしかねえ
だからもし、俺がいなくなったらエマ達と、一緒にあいつを頼む」
真剣に話す真兄が目の前にいる
「うん。約束する。マイキーが悪い方にならないように私は絶対にとめてあげる」
「おまえなら絶対にできる」
これはまだ私が失うことを知らない時の話である
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依梅 - コメント失礼します!この作品の続きが気になります!更新頑張ってください! (2021年9月25日 6時) (レス) @page2 id: ba6ffaa2a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:不思議の国の有栖さん | 作者ホームページ:なし
作成日時:2021年9月25日 0時