苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない (ページ49)

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やらかしたページ49

私はマイキーやドラケンや圭介みたいに喧嘩が強くない

私は真兄みたいに精神的に強くない

私はエマみたいに明るくない

だって私は弱いから

だから私はこんなことしかできない

私は自分を犠牲にすることしか取り柄がないのだ

また、怪我をした

原因はマイキーにぼこられた連中がマイキーを監視しており、マイキーじゃ手を出せないから身内に手を出してやろうという卑怯なことをしたことだ

ターゲットになったのは私とエマだった

私がこの情報をキャッチしたときにはもうエマが危ない目にあいかけていたので無我夢中で不良をぶっ飛ばしたら、腕の縫った傷口開いてしまった

「エマ、終わっ……」

「シエル姉！傷口！！開いてる!!」

「エマが二重に見える」

「しっかりして！！シエル姉！！ど、ドラケン!!マイキー!!誰でもいいから早く来て!!」

「うん？エマじゃねえか。どうし……シエル!?」

「真兄!!!シエル姉、やばい！」

「すぐ病院いくぞ！！しっかりしろ！！」

こんなノリでまた病院にいって縫い直した

で、珍しく家族全員から怒られた

エマに罰として買い物を言い渡されたが私にとっては只の幸せです！！