苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない

仲間 ページ46

エマがクラスメイトど遊びに行き、一人でカフェでお茶を飲みながら新刊の小説を見ていると聞きたくない声が聞こえた

チリンチリンとドアのベルが鳴り、来客の知らせを告げる

「はぁ〜、あっづ……」

「だるい」

「まだ夏じゃねぇのに暑いな・・・。」

「店ン中は涼しいじゃねぇーか！」

「バカ、クーラーが効いているからだろ！」

「あ、店長寝てんじゃねーか。ぶん殴る」

マイキー、ドラケン、圭介、一虎、あと知らない二人が来た

関わると面倒なのでスルーしてやることにした

いや、お前ら、なんで隣にくる？

あのメンバー、まともなヤツ二人しかいないじゃん！！

はぁー、あと、数時間しないとエマ、帰ってこないし……

新刊の小説も読み終えそうだし、どうしよう

とりあえずもう少しから帰るか！
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「シエル！シエル！」

「……？圭介？」

いつのまにか眠ってたらしい

ゆっくりと起きた

「マイキーの妹？全然似てねーな」

「これが噂の場地の彼女…かわいいな！」

「場地、この前、怒らせて首しめられてたんだよ。うける」

「彼女じゃねえ！！かわいいのは認めるけど！！確かにあれは俺のせいだけど」

「何さりげなく惚気けてんだよ。お前」

「あ、シエル。頭の悪そうな金髪がぱーちん、銀髪が三ツ谷な」

すげえ簡単すぎる自己紹介ね

「あ？誰が馬鹿だって？」

「お前が馬鹿なのは当たり前だろ」

「俺、三ツ谷隆。よろしくな。シエル」

「俺、ぱーちん。よろしく」

うん、みてわかる

初対面なのに失礼だけど馬鹿そうだわ…

もうひとりはマジメそう

このメンバー、ストッパーほとんどいないやん！！

「馬鹿なのは場地だろ！この間、ボコしたヤツ、全員裸にしてたし！」

「圭介？」

「ちげーよ！！シエル！これには訳があって…」

「は？」圧力

「イヤナンデモナイ……デス」

「マイキー、お前の妹、しっかりしてんな」

「だろ？場地のことちゃんと面倒見てんだ」

「お前も家でめちゃくちゃ面倒見られてるだろ」

「俺、馬鹿だけどわかんねーけど土下座の方がいいぞ」

「おーいいじゃん！土下座しろよ！写真とっとくから！」

「お前ら……他人事だと思って…いい気になりやがって！！」

いじられてんな

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