苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない (ページ27)

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乱入ページ27

「まて！！てめえ！！この間はよくもー！！」

「シエルー！やべえ！逃げるそ！」

「！？」

どーも、圭介と二人きりでゲーセンにいったあとに圭介かこの間、ボコった上級生とその仲間に見つかり、鬼ごっこする羽目になったシエルデス

圭介に右腕を引っ張られて逃走してるけど私、運動は普通だから運動神経が得意の圭介にひきづられる形になってる

あーあー、楽しかったのぶち壊しなんですけど？

今月で何回目だっけ？これにあうの？

圭介、まじでいい加減に！！しろよ！！！

私は普通に日常を過ごしたいんだ！！！！

あ、帰ってエマの顔が見たい！！！！

妹の笑顔みたらなんでも立ち直れるから！

「よーし、なんとか巻いたか！」

いや、巻いたじやねーよ！！

「あ、場地とシエルじゃん。何してんの？」

「え、二人共デートしてたの！？」

マイシスターのエマかここにいる！！

「しー！二人共静かにしろ！面倒な奴らから逃げてきたのにばれるだろーが！」

「は？お前、またかよ？」

「シエル姉、大丈夫？」

「大丈夫」

「場地い、お前、デート中に喧嘩なんかやったら駄目だろ……怪我人いんのに」

「デートじゃねえよ！！しかもそんなもんしてねーよ！前に喧嘩した連中に決まってんだろ！！」

「だからってシエル姉がめちゃめちゃ楽しみにしてたデートぶち壊しにしたらだめだよ。可哀想じゃん」

「エマ？」

なんだろ。会話についていけない……

「でどこのどいつだ？言ってみろ！」

「この間、マイキーが鯛焼き落としたときに踏んで……」

「よし、喧嘩だ！場地いくぞ！」

鯛焼きの恨む、恐ろしい………

「もー！あの二人ったら！いつも喧嘩ばっかりなんだから！」

「……楽しいお出かけだったのに」

「シエル姉…」