苦労人の佐野家長女の周りには不良しかいない (ページ37)

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買い物ページ37

今日はエマとのおでかけ〜♫

すっごく楽しい🎵

「最近、場地とはどーなの！？昨日呼び出しされたんでしょ！」

「……爪を剥がすことが特技の友達紹介された」

「うわっ！！何それ！！やばい奴じゃん！シエル姉は何もされてない？」

「連絡先を強制的に渡された」

もう嫌だ。論理感かけてる人間ばっかり！！

「シエル姉…苦労してるんだね」

わかっててくれて嬉しい！！

エマがいなかったら私はめちゃくちゃ苦労してただろうな

ショッピングとかカフェでお茶したりして至福の一時をすごさせてもらった

しかし、私は自覚ありの巻き込まれ体質

トラブルはいきなりでてきたのであった

私がトイレから戻ってきたら

「ちょっと！その人、困ってるじゃない！！手を離しなさいよ！！」

「あ！なんだてめえ！！」

「男が女に手を出すなんて最低！」

「なんだと！お前からやってやんよ！」

エマが路地裏に女の人を連れ込もうとしてる不良に立ち向かっていた

あいつ！うちの妹のかわいい顔にビンタしようとだと！！

エマを助けなきゃ！

私は咄嗟に走って不良にむかってビンタをくらました

「とっとと失せろ。社会不適合者が」

「シエル姉！」

「エマ、大丈夫？危ないでしょ。こんなとこにいたら！」ボソッ

「ごめん！ほっとけなくて…」ボソッ

「女の人連れて先に逃げて。私も後から逃げるから」ボソッ

「でも……」ボソッ

「私も後から逃げるから」ボソッ

「おい！！よくもアマ！！やってくれたなぁぁ！！妹からやってやんよ！」

「っっ！！エマ、危ない！！」

ドガッ

咄嗟にエマを突き飛ばしたら、頭に凄い衝撃が来た

鉄パイプで殴られたんだろう

「シエル姉！！」

やべっ……意識なくなりそう