ピクニック ページ5
「心地いい天気だね、ピクニックにぴったりじゃないか!」
『晴れてよかったね、風も暖かくて気持ちいいし』
今日はポワソン町の近くで
ピクニックをすることになっていた。
昨日雨が降ったから心配だったけど、フリーナは天気にも好かれているらしく 見事な快晴となった。
シートを敷いて、持ち寄ったご飯やお菓子、
飲み物をお皿に並べる。
「ボクのお気に入りのお菓子たちを全て持ってきたんだ!きっとAも気に入るよ、ぜひ食べてみてくれたまえ!」
お菓子を自慢してくれる姿も可愛らしい。
試しにクッキーを1枚貰うと本当に美味しく、フリーナのお気に入りになれるのも納得がいく。
『フリーナのおすすめは本当に全部美味しいね。たくさん持ってきてくれてありがとう』
「ボクのスイーツへの情熱は誰にも負けないからね。まだまだ食べておくれよ!」
フォンタの蓋を開けてフリーナのコップに注ぐと、
さっそく良い飲みっぷりを披露してくれた。
「ぷはぁ!う〜〜ん、シュワシュワで美味しいね!まるでポワソン町を通る潮風の様な爽やかさだ!」
『フォンタ美味しいよね、気に入ってくれて良かった』
瞳を輝かせるだけでなく、何だかフォンタを飲んだ後からフリーナの周りが光って見えるのは何故だろう?
よく分からないけど普段から彼女は光を放っているかのように美しいから気にしなくても良いだろう。
「わっ、A見てくれ!ボクの肩にヤマガラが止まったよ!」
急いで目をやると、確かにフリーナの肩に
碧ヤマガラが止まっている。
フリーナは人々や天気だけでなく、遂には動物にまで好かれているらしい。
『フリーナと同じ青色のヤマガラだね、可愛い…』
「もしかして、このおチビちゃんはお菓子の香りにつられてきたのかな?はい、お食べよ…」
フリーナがそっとクッキーの破片を見せると、ヤマガラはすぐに食べ始めた。
「わぁ、AA、見てるかい?食べたよっ!可愛いね…!」
心の底から嬉しそうな表情とキラキラした瞳でこちらを見て、そんなことを言っている。
この場で1番可愛いのは彼女自身だと言うことを分かっていないらしい。そんな所も可愛らしいのだ。
ヤマガラはお腹いっぱいになったのか、彼女の肩から飛び立って行った。
「行ってしまった……ふふ、でも本当に可愛かったね!」
『そうだね』
それぞれ可愛いと言っている対象が違うことに、フリーナはきっと気付いていないだろう。
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みずな(プロフ) - あくのさん» 私も書きながら1人で喜んでいました、フリーナ様可愛いすぎますよね。その星はおそらく私の口角ですね、フリーナ様の目にも届くような星になれるように日々精進します、コメントありがとうございます! (3月24日 22時) (レス) id: 3424fe9de0 (このIDを非表示/違反報告)
あくの(プロフ) - バレンタインの話を見て、え、もしかして…!?とか一人で喜んでたんですけどまさか本当にそうだったとは…頑張って思いを伝えようとしてるの可愛い……これからも全力で応援させていただきます!! あと夜空に見たことない星があるんですけど作者様の口角ですかね?? (3月23日 21時) (レス) @page16 id: 514da34b34 (このIDを非表示/違反報告)
フリーナ様Love(プロフ) - 水神の笑顔が生きがいさん» お名前に大変共感しました…!!!ありがとうございます、物凄く嬉しいです!励みになります〜! (3月12日 21時) (レス) id: 3424fe9de0 (このIDを非表示/違反報告)
水神の笑顔が生きがい - 好きです。(真顔)これからも頑張って下さい! (3月12日 6時) (レス) @page7 id: 5793d7438b (このIDを非表示/違反報告)
フリーナ様Love(プロフ) - 作者です。この場を借りてお礼を言わせて下さい。100%自己満足で書いていた作品なので沢山の評価等頂けて驚いています。リクエスト等ありましたらお答えしますので、気軽にコメントお願いします。この作品で少しでもフリーナ様の魅力を伝えられたら嬉しいです。 (3月8日 22時) (レス) id: 3424fe9de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずな | 作成日時:2024年3月7日 17時