ショッピング ページ3
A!と呼ばれて振り返ると、息を切らしたフリーナがこちらへ走ってくるのが見えた。
「待たせてしまったかい?すまないっ」
『今来たところだよ。全然待ってない』
今日は2人で買い物をする予定で、
私が楽しみで早く来すぎてしまっただけ。
『そんなことより、フリーナ今日も可愛いね。すっごくオシャレでドキドキしちゃった』
「そ、そうかい…?えへへ、ありがとう。Aもとても素敵だよ。」
水色の髪に白いリボンをつけていて、
ワンピースによく合っている。
ワンピースはフリルやリボンといった可愛らしい装飾がありつつ、紺色で落ち着いた雰囲気がある。
メイクもばっちりでなようで、瞬きする度に瞼がキラキラして見える。唇が淡いピンクに色付いているのも可愛らしい。
どんな彼女も可愛らしいが、自分との約束のためにおめかししてくれたことが何より嬉しい。
「さて、今日はボクがエスコートしてあげよう。一緒に行きたいお店があったんだ!」
瞳を輝かせて笑うフリーナに手を引かれ、
ついた場所は洋服店。
「ここはボクがよく来るお店で、お値段は手頃なのにとってもオシャレで可愛い服ばかりなんだ。」
確かに、良い生地を使っている上に可愛いデザインなのに 値段が優しい服ばかりだ。
「ほら、この服!Aに似合うと思わないかい?」
フリーナが見せてくれた服は、フリルが多いが落ち着いていて上品な黒色のワンピース。
可愛らしすぎる服は自分が着る分には苦手だけれど、確かにこれなら好んで着られるかもしれない。
何よりフリーナが自分を想って選んでくれた服なのだ、毎日着たいくらいお気に入りになるだろう。
『素敵な服だね、買っちゃおうかな?』
しばらく見ていると、先程の黒いワンピースの色違いの白いワンピースを見つけた。
『フリーナ、さっきの服の色違いがあるよ。もし良かったらお揃いで買わない?』
「もちろんいいとも!お揃いかぁ、なんだか嬉しいね」
白いワンピースを愛おしそうに抱きしめ、穏やかに笑う。普段と違った大人びた表情にドキッとしてしまった。
洋服店を出て、カフェ・リュテスでお茶することにした。
「ん〜!やはりここのシュークリームは美味しいね!」
嬉しそうに頬張る彼女を見ていると、
こちらまで笑顔になってしまう。
「今度はお揃いの服を着て、限定ケーキを食べに行こうか」
そんな嬉しいお誘いに、もちろんと笑顔で返した。
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みずな(プロフ) - あくのさん» 私も書きながら1人で喜んでいました、フリーナ様可愛いすぎますよね。その星はおそらく私の口角ですね、フリーナ様の目にも届くような星になれるように日々精進します、コメントありがとうございます! (3月24日 22時) (レス) id: 3424fe9de0 (このIDを非表示/違反報告)
あくの(プロフ) - バレンタインの話を見て、え、もしかして…!?とか一人で喜んでたんですけどまさか本当にそうだったとは…頑張って思いを伝えようとしてるの可愛い……これからも全力で応援させていただきます!! あと夜空に見たことない星があるんですけど作者様の口角ですかね?? (3月23日 21時) (レス) @page16 id: 514da34b34 (このIDを非表示/違反報告)
フリーナ様Love(プロフ) - 水神の笑顔が生きがいさん» お名前に大変共感しました…!!!ありがとうございます、物凄く嬉しいです!励みになります〜! (3月12日 21時) (レス) id: 3424fe9de0 (このIDを非表示/違反報告)
水神の笑顔が生きがい - 好きです。(真顔)これからも頑張って下さい! (3月12日 6時) (レス) @page7 id: 5793d7438b (このIDを非表示/違反報告)
フリーナ様Love(プロフ) - 作者です。この場を借りてお礼を言わせて下さい。100%自己満足で書いていた作品なので沢山の評価等頂けて驚いています。リクエスト等ありましたらお答えしますので、気軽にコメントお願いします。この作品で少しでもフリーナ様の魅力を伝えられたら嬉しいです。 (3月8日 22時) (レス) id: 3424fe9de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みずな | 作成日時:2024年3月7日 17時