稲妻旅行2 ページ13
『だ、団子牛乳……？』
牛乳はフォンテーヌでも売られている。
団子は稲妻でよく食べられているおやつだと聞いた。
しかしその2つが合わさる様は全く想像がつかない。
｢うん、先程見かけてね。面白そうだと思わないかい？｣
確かに未知の食べ物で気になりはするが、
どちらかと言うと恐怖心の方が強い。
ちゃんと食べ切れるかな……？
お待ちどおさま！と団子牛乳を手渡され、
フリーナの表情を見てみると好奇心で光り輝いている。
意を決してグイッと飲んでみると、
予想外の美味しさがあった。
優しい甘さと上品な香りでありながら
なめらかで口当たりが良い。
団子は満腹になりやすいと聞いたけれど、こんなに美味しいならいくらでも食べられる気がする。
｢美味しい！初めて食べたけれど、これならフォンテーヌでも人気が出そうだよ！｣
『本当、美味しいね！挑戦してみて良かったよ』
フリーナの好奇心には肝が冷えることも多々あるけれど、その度笑顔にさせてくれるから流石だ。
団子牛乳を食べ終えると、
今度は2人で鳴神大社に向かった。
大社までの道のりは長く、
真っ赤な鳥居と桜の木で彩られている。
息を切らして階段を登り追えると、
綺麗な社と一際大きな桜の木が目に入った。
｢わぁ……！あの桜の木、他の木よりもかなり大きいね。あの木こそがこの舞台の主役だったりするのかな｣
『大きくて綺麗だね。神秘的で特別な感じがするし、確かに主役に間違いなさそう』
周りの人の声を聞いていると、
あの桜は神櫻と呼ばれているみたい。
やはり重要な木だったようで、何人かの巫女さんが神櫻を愛おしそうに見つめている。
神櫻に近付いてよく見ていると、
フリーナがおみくじという物を見つけてくれた。
くじを引くことで、
その日の運勢を見ることが出来るらしい。
2人でくじを受け取って、開いてみると。
｢わぁ、大吉だって！｣ 『小吉かぁ…』
フリーナが幸運に笑みを浮かべる一方で、
私はあまり運がなかったようだ。
フリーナと旅行に来ているのだから、
今日の運はいつ何時よりも良いはずなのに。
うーむ、と顔をしかめていると、フリーナは私の目を見てニッと笑いかけてきた。可愛い。
｢ここにおみくじを結べるみたいだから、結んだらどうだい？また旅行に来た時に残っているか見に来ようよ｣
サラリと次の旅行の約束をしてくれて、
一気に心が温まった気がした。
おみくじを2人でキュッと結んで、
鳴神大社を後にした。
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みずな(プロフ) - あくのさん» 私も書きながら1人で喜んでいました、フリーナ様可愛いすぎますよね。その星はおそらく私の口角ですね、フリーナ様の目にも届くような星になれるように日々精進します、コメントありがとうございます！ (3月24日 22時) (
レス) id: 3424fe9de0 (このIDを非表示/違反報告)
あくの(プロフ) - バレンタインの話を見て、え、もしかして…！？とか一人で喜んでたんですけどまさか本当にそうだったとは…頑張って思いを伝えようとしてるの可愛い……これからも全力で応援させていただきます！！ あと夜空に見たことない星があるんですけど作者様の口角ですかね？？ (3月23日 21時) (レス) @page16 id: 514da34b34 (このIDを非表示/違反報告)
フリーナ様Love(プロフ) - 水神の笑顔が生きがいさん» お名前に大変共感しました…!!!ありがとうございます、物凄く嬉しいです！励みになります〜！ (3月12日 21時) (レス) id: 3424fe9de0 (このIDを非表示/違反報告)
水神の笑顔が生きがい - 好きです。（真顔）これからも頑張って下さい！ (3月12日 6時) (レス) @page7 id: 5793d7438b (このIDを非表示/違反報告)
フリーナ様Love(プロフ) - 作者です。この場を借りてお礼を言わせて下さい。100%自己満足で書いていた作品なので沢山の評価等頂けて驚いています。リクエスト等ありましたらお答えしますので、気軽にコメントお願いします。この作品で少しでもフリーナ様の魅力を伝えられたら嬉しいです。 (3月8日 22時) (レス) id: 3424fe9de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みずな | 作成日時：2024年3月7日 17時
