白虎の化身２ (ページ1)

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『な、な、なんて面って//それは……っ！？//』

パクパクと口ごもり
顔を赤らめるAを
ローはただ見つめていた。

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事の発端は今朝の出来事。

ベポ達が起こしに来たら
まさかのローとAが
二人仲良くベットで寝ていたのだ。

あたふた騒ぐ３人の前に
我関せずと寝ていた我らが船長
トラファルガー・ロー。

鋭いペンギンの一言で
視線が集まると

「煩くて眠れねぇ」

既にローは起きていた様子だ。

隣りでAがわたわたと慌て
『おはようございます//』
と必死に出た一言に

「なんて面してんだよ」
フンッと鼻で笑った。

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「で…いい加減起きたらどうです？」

グイッと引っ張られ、
ペンギンの手によりベットから
立たされるA。

必然的にペンギンの方へふらつくA。

再びペンギンの一言により
ローの視線からAは解放された。

「朝飯にするか」
Aとペンギンの横を通り様に
Aの頭をクシャクシャと撫でていくロー。

まさかの行動に一同騒然！？

『なっ//』ﾍﾟﾝｷﾞﾝ「はっ！！」

ｼｬﾁ「なになに！？なんなのよ！」

ﾍﾞﾎﾟ「あ、キャプテン！Aと仲良しなれたのー！良かったねぇ～」

気だるそうに船長室を出ていくローに
ベポも続いて部屋を後にする。

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ﾍﾞﾎﾟ「キャプテン、どうしたの？」

ﾛｰ「…？」

ﾍﾞﾎﾟ「なんか楽しそうだよ。Aと仲良しなれて嬉しいの？」

「んな訳ねぇよ、寝言は寝て言え」みたいに言い返されると思っていたベポは次の瞬間、耳を疑った。

ﾛｰ「…かもな」

ﾍﾞﾎﾟ「ふふ…なら俺も嬉しいー２人とも好きだからさぁー！！」

嬉しそうに話すベポの前を歩く
ローの口元も
柔らしく弧を描いていた。

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