11発覚事件 ページ12
「どうしたんだ？ベポ…っ！？」
それはペンギンとて同じこと。
「うるせぇな…もうちょっと寝かせてくれよ」
と何かに顔を埋めるシャチ。
『んっ……』
その何かから色づいた声が漏れる。
「ね、シャチ。何に抱きついてるかわかってる？？」
「何て、トラだろ。あったけぇし、柔らけぇし…柔ら！？…ってぅおんなぁぁああ！？」
ガバッと起きたシャチの隣りには
白銀髪の女の子が横たわっていた。
位置からして腰に顔を埋めていたらしい。
「なんでぇええー！？」
一気に赤く頬を染めるシャチ。
そんな向かいではローがしっかり女の子を抱き寄せていた。
「キ…キャプテン？」
どよめきが伝わったのか、ゆっくりとローが目を開ける。
一瞬、自分の懐を見て目を見開いた。
そして…………
寝た。
「「「「「いや！寝んのかよ！！」」」」」
全クルーのツッコミが船長に飛んだのは言うまでもない。
当の女の子はというと、ローの胸の中で
未だ気持ち良さそうに眠っている。
「おい、お前………」
『ん……えっ………』
ようやく目を覚ました女の子の目の前には、ローの度アップな顔と、覗き込むクルーたちの姿が広がっていた。
「船長、いいかげん。離れては？」唖然とする女の子を心配してか、ペンギンがふと呟いた。
(いや…船長おいしいポジション)
誰もが心で思っていた。
グルルルルル……
静まり返る甲板にひとつのお腹がなった。
『あ……………///』
ところ変わって
食堂にて朝食の準備を待ちながら
謎の女の子への事情聴取が始まっていた。
「説明しろ。お前は誰だ？」
ローの鋭い視線が女の子をつらぬく。
「………」
先ほどからだんまり攻撃を続ける女の子。
長い髪は顔を半分隠している。
「女だって、容赦はしない」
そういって、ローは刀を女の子へと向ける。
(こんな女、連れ込んだ覚えは無いぞ…)
「ここは海の上だよ？前から乗ってたって事になるのかなぁ？」
「でも、俺たちが気付かない訳ないじゃん」
少しシャチの顔は、赤みが治まってきたように見受けられる。
「第一、出航して1週間は過ぎてる。食料もコックが厳重に管理しているがどこで生き延びてたんだ？？」
ペンギンまでもが頭をかかえている。
→next.
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ファニー☆(プロフ) - ちいさん» ありがとうございます(*´▽｀*)嬉しいです！励みになります♪私の願望で描いております(笑) (2020年4月19日 6時) (
レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
ちい - めっちゃ好きな感じの話です！ 私もロー大好きなので美味しいです(笑)続き楽しみにしてます！ (2020年4月19日 2時) (レス) id: 51140f54c4 (このIDを非表示/違反報告)
ファニー☆(プロフ) - 星猫さん» ONE PIECE、大罪、おそ松くん、地獄楽やら いろいろありますよ！ (2020年3月29日 9時) (レス) id: b49809007e (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 知ってるアニメは何ですか？ (2020年3月29日 9時) (レス) id: e8084d140d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ファニー☆ | 作成日時：2020年2月19日 12時
