★21 Fumito side ページ2
郁｢お大事にしてください｣
バタン。
PM 11:40
最後の患者さんの診察が終わり、河合クリニックを出た
外は徐々に寒くなってきていて、自然と早足になる
…そーいや飯どうしよっかな。
そんなことを考えながらうつ向いて歩いていると
ポケットの中のスマホが振動した
あれ、電源落としてたっけ。
ディスプレイを開くと、夕方に来ていた通知が1件
郁｢…Aからだ｣
Aという文字を見たら不思議と笑みがこぼれた
"" 今日、ご飯うちで食べない？""
やった。
まだ日付まわってないし、行っても大丈夫だろう
少し小走りでAの家まで向かうと、目を疑った
Aの隣には何故か男
綺麗な茶髪に染めていて、耳にはピアス
あいつ、どっかで見た気がする…
電柱の影に隠れて様子を伺っていると、男が何か喋ってドアを閉めた
そしてドアの前にへなへなと座り込んで、すぐ立ち上がり歩き出した
郁｢あっ…!｣
俺はこの時 確かに思い出した
河合総合病院と五松株式会社とのプレゼンの時の…!
Aの代わりにプレゼンした、橋本…
なんであいつが…。
ただの上司じゃねぇのかよ、
Aの家まで来て何してたんだよ
そんな怒りが沸々と沸き上がる
橋本が帰ったのを確認してから勢いよくドアを開け、リビングにずんずん進んだ
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みき(プロフ) - 郁人くんにキュンキュンです。続きが気になります。期待しています。 (2018年4月28日 1時) (
レス) id: c6a745cf23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゃんこけし | 作成日時：2018年2月4日 17時
