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着いたのは意外にも小さな3階建てのアパート
車通りの多い道路の脇の道に一本入ったところに立ったアパートの入り口には自動販売機。その脇の細い道を通り階段を上った。
二階の部屋に着いた風磨さんは鍵を開け、部屋に入っていく
「お邪魔しまーす...」
恐る恐る入ると、ワンルームの部屋が廊下の先に見えた
玄関の扉を閉めると扉の裏には写真が貼ってあった
一瞬ドキッとしたけど、よく見たら風磨さんともう1人男の人が写っている写真だった
こうやって常にドキドキしなければならないのはこの恋の代償
「何見てんの？」奥から風磨さんの声
「いや、この写真誰かなって思って」
「あーそれ。俺の弟。まだ高校生なんだけど」
あ、風磨さん弟いたんだ。たしかにお兄ちゃんっぽいって思ってたけど、そうなんだ。
「へぇ！仲良いんですね」
「まあね」
そう言って思わず微笑んでしまってる風磨さんは優しい兄の顔をしていた。
はぁ。そういうところ好きだなぁ
風磨さんはネクタイを外して机に途中のコンビニで買っていたお酒を並べていた
うちとは違って背の高い机に向かい合った椅子
その一方に「どうぞ座ってくださいな」と言われて座る
見渡すと部屋は綺麗に整頓されていてこ綺麗にまとまっている。センスのいい部屋
「ほんとに来やがった」
椅子に座った風磨さんはまたいつもの意地悪な顔をして私を見た
「えぇ？風磨さんが来る？って言ったから来たんですよ...」
「はっ。(笑)もっと警戒しろよな」
私だって本来ならそうやって警戒したりって考えるけど、相手が風磨さんだから。
それに風磨さんだって女を家に呼ぶなんて、警戒した方がいいんじゃないのかな。
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いつものように進むお酒、話もどんどん盛り上がる。
目の前にはお酒でほんのり赤くなった大好きな人が、私の大好きな笑顔で私を見て話している
「風磨さん、卒アルとかないんですか？」
そういうと、風磨さんはベッド近くの本棚を覗き込む
ふわふわとした意識の中、椅子から風磨さんのベッドに移動した
すると風磨さんは分厚い卒業アルバムを取り出し、ベッドの上に置いた
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☆ - すごくドキドキしながら読みました！パート1のコメント欄に間違い2ヶ所指摘したので直してもらえたら嬉しいです。 (2019年6月8日 18時) (
レス) id: 44d28ad2ed (このIDを非表示/違反報告)
向日葵 - お久しぶりです。これかも頑張って下さい！！ (2018年11月11日 12時) (レス) id: dbebb99bb5 (このIDを非表示/違反報告)
イチ(プロフ) - はじめまして。一気に読ませていただきました。更新楽しみにしています！ (2018年9月4日 11時) (レス) id: be08ec388e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫空 | 作成日時：2018年9月4日 7時
